【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈【対談】 稲本正 森の哲人・オークヴィレッジ創設者 宇城憲治 UK実践塾代表〉
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└◆ どう出版メルマガ (2024年2月6日)
◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇ 【対談】 稲本正 森の哲人・オークヴィレッジ創設者
◆ 宇城憲治 UK実践塾代表
【稲本】
(世の中のすべては、ある予測をすればその通り
いけるという考え)これに対しシュレディンガー(理論物理学者)が
『生命とは何か』という本を書くのです。
それまでニュートンの「宇宙は永遠にある」「未来は予測できる」
という考えが信じられていたなか、シュレディンガーは
量子力学者で「未来はよく分からない」と言うのです。
人間というのはものすごい小さいもの(原子の集まり)で、
ものすごく多くの細胞が動いている余りに大きな
生きものだと彼は言っています。
たとえば、国立競技場を原子一つだとすると、
原子核は砂一粒くらいほどの小さいもの。
その原子核がテニスボールぐらいだとすると、
電子は山手線の周りを飛んでいる。
東京のど真ん中のテニスボール(原子核)が、
山手線の周りくらいを飛んでいるもの(電子)と、
電気的に引き合っている、つまり左右されているというのは
すごいことですよね。
そのテニスボールがいくつか集まると、より重い原子になり、
それが組み合わされて分子ができる。
その分子だって細胞になるまでには
めちゃくちゃの数が必要なわけですよ。
この山手線の周りを回っている蚊のような電子の動きが、
実のところ人間の意識を変えたり無意識を変えたりしている。
植物にも動物にも影響している。
そしてシュレディンガーは生物が長い歴史を持ち
何億年前から進化してきたわけだから、何かそこに
秘密の暗号があるはず、あるソフトを持っているはずだと考えた。
しかもそれは安定して変わらずに存在していなければと考え、
遺伝子を予測するのです。
僕はこれが彼のすごいところだと思う。
彼はなおかつ『物質と精神』という本を書いています。
今言われているソフトとハードについてですね。
「気」というのはある意味ソフトですよ。
ソフトとハードが離れていると思っているのは間違い。
その典型的なのものが遺伝子だと。
遺伝子という暗号で細胞ができていく。
モノになっていくわけです。
モノはなおかつ情報を持っている。
そのもとになる遺伝子は情報であり、モノなんですよね。
彼の『生命とは何か』を読んで、実際に遺伝子を見つけたのが
ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックです。
彼らはDNAの二重らせん構造を発見し、
ノーベル賞を受賞しています。
いずれにせよ僕らが考えなければいけないことは、
モノと心とか精神と言われているものは離れているのではなく、
お互いに作用しているということ。
この原則は科学的にも証明されていますが、
そのことを縄文時代の人は分かっていたんですね。
それを産業革命以降に分けてしまったのが間違いであり、
それをまた繋いでみるということが、今一番重要なことなのです。
宇城さんが言われている「気」や、何かの情報で
急にモノが変化したり、あるいはモノが変化したら
「気」が変化するというように「相互作用」が起きている。
近代の文明はそういうことが「起きない」という
大原則でできていますから。
【宇城】
まさにその通りですね。
【稲本】
それを「起きるのだ」というふうに変わると、
いろんなことが変わっていくと思うんですね。
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デカルトによる身体と精神を分離する心身二元論を
ルーツに始まった近代合理主義は、その後ニュートン、
ダーウィンなどに引き継がれ現在に至っているが、
その要素還元的な思考は、生命などのように機械的に
分析できないものの全体像をかえって見えなくするなど、
現在もその弊害は続いている。
今号では217号(2023夏)で登場いただいた森の哲人・
稲本正氏に宇城憲治氏との対談に再びご登場いただき、
いかに目に見えないものが、目に見えるもの以上に
私たちに影響を及ぼしているか、さらに、
モノと心は相互に依存しつながりあっていることなどについて、
稲本氏には原子の視点や植物間コミュニケーションの話から、
宇城氏には自ら発する「気」や人間の潜在力の可能性の話から、
それぞれ語り合っていただいた。
<巻頭対談>
私たちを生かす宇宙のしくみ
目に見えないものが世界を変える
季刊『道』219号
https://www.dou-shuppan.com/dou219-lp/
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