31 7月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈木村秋則・宇城憲治共著 『農業再生 人間再生』〉

┌┐
└◆ どう出版メルマガ  (2024年7月31日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― どう出版の本より ―
◇  木村秋則・宇城憲治共著 『農業再生 人間再生』

【木村】
私は一度、インフルエンザが重症化して
あの世に行きかけたことがあるのです。

寝ていたらシャボン玉みたいなのが降りてきて、
私を包むんですよ。すると、ふわ、ふわぁと上がっていく。
そして3メートルくらいのところで止まるんです。

なぜ分かるかと言うと、あとでその高さを
自分で測ったからですね(笑)。

そして、そこから下に横たわっている自分を見るのですが、
それが自分なのに誰だか分からない。
そしてそのままゆっくりゆっくり上がっていく。

私自身はパンツ一枚で寝ているのですが、
シャボン玉にいる私はなぜかシャツとズボンとズックをはいていて、
しかも歯まである(笑)。
そこで初めて「ああ、私は死んだんだ」と分かったんです。

そして突然ただ一人ぽつんと真っ暗闇のところに立っていた。
糸で引っ張られるわけでもないのに、
方向が分からないまま歩き始めるんです。

そしてその途中で、ふと
「先に死んだじいちゃんはどうしているかな」と思った。
すると、その思った瞬間に、目の前に祖父が現われたんです。

だから、もし、あの世に行かれる時に覚えておられたら、
ぜひやってみてください。
「思った」だけで現われるんです。

でも、その時に祖父に言われたことは、
「おまえ、誰だ?」でした。
だから、あの世に行きかけて分かったこと。
それは、「あの世に行くと、みんな他人だ」ということです(笑)。

【宇城】
そうなんですか(笑)。
不思議な体験ですね。

以前テレビで見たアメリカでの実話ですが、
脳死と診断された若い男性が、
あと1時間後に臓器提供のための摘出手術をすることになっていた。

お兄さんという人が弟の脳死をどうしてもあきらめきれずに、
最後にと思って小さい頃に遊んでいたナイフで
弟の足の裏を切るふりをしたんです。

そうしたら、その動かないはずの足を
ぱっと引っ込めたそうです。

すぐその事実を医者に知らせ、移植摘出は
即取りやめとなり、その方は現在元気で
ご活躍しているのですが、その時の一部始終を
全部覚えていると言っていましたね。

【木村】
そうなんですか。
おんなじですね。

私の場合は、その後地鳴りがしてきて、
私のことを呼んでいるのかなと思った瞬間、
またそのシャボン玉が私を包み、今度はものすごい
スピードで降りていくんです。

上がる時と全然違うのです。
そしてなぜかまた3メートルの地点で止まった。

どうやってそこから自分の体に戻ると思いますか?
同じポーズを真上でとって、そのまますっと
体に入っていくんです。

これ私、自分で経験しましたからね。
だから、「心が先で身体はあとからついてくる」
と思うのはそこなんですよ。

このことは誰も信じないし
もしかしたら夢を見たのかも分かりませんが、
そういうことを自分で味わったことは確かなんです。



―――「第2章 〈対談〉木村秋則・宇城憲治」より

『農業再生 人間再生 ― 大切にしたい目に見えないもの ― 』
https://www.dou-shuppan.com/books/b_saisei/

◆◇ 季刊『道』に関わる映画を観る
◇  どう出版主催映画上映会〈8/21〉

季刊『道』221号のインタビューの一つ、
三上智恵監督の『沖縄スパイ戦史』の上映会を行ないます。

取材に際し編集部で鑑賞いたしましたが
とても衝撃的な内容であると同時に、
これは広く知られるべきだと思いました。

軍事要塞化が進む沖縄・南西諸島。
おじい、おばあたちがなぜ、身体を張って
阻止しようとしているのか。

この映画は「国が戦場になったら私たちの身に何が起きるか」
を、包み隠さず伝えています。

まずは知ることから、真に自分たちの将来を
考えることができるのではないでしょうか。

●『沖縄スパイ戦史』上映会
2024年8月21日(水)
19:10~21:30(受付開始18:40)
町田市民ホール(第4会議室)

入場料:
『道』定期購読者  1,200円
一般(初回特別価格)1,200円
一般(2回目以降) 1,800円

詳細・お申し込み
https://www.dou-shuppan.com/movie_20240821/
電話 042-748-2423

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季刊『道』は
日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
理屈抜きに「やってきた」方々の深みある人生や熱い思いが、
読者の皆さまの生きる原動力となることを願っています。

年4回発行
年間購読料: 5,000円(税込・送料無料)

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FAX 042(748)2421 (24時間)
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30 7月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈三上智恵 ジャーナリスト/映画監督〉

┌┐
└◆ どう出版メルマガ  (2024年7月30日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇  三上智恵 ジャーナリスト/映画監督

(三上監督の最新作映画『戦雲』(2024年)と一つ前の
『沖縄スパイ戦史』(2018年)を拝見させていただきました。

沖縄が国防の名の下に様々な犠牲を強いられていることは
分かっているつもりでも、今回の映画を見て、あらためて言葉がなく、
「知らない」ということはこういうことだなと思いました。

今日は監督に今に至る経緯や想いを中心にお話を
伺えたらと思っております。よろしくお願いいたします)

ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。

これまで広島、長崎、沖縄などを取材されたとのことですが、
沖縄戦の中でも護郷隊のような
全く語られない分野があるということや、

スパイ虐殺の本当の理由など、戦後80年近く経っても
明かせない事実もあるわけです。

被害者としての話は語ることができても、自分が加害者であった
というエピソードは、なかなか話せない。

しかし今『戦雲』を見れば、日本中の人が自分たちは
加害者の一角にいることに気づくと思うんです。

知らないふりをしていたとか、自分には関係ないと
やり過ごしていることで、直接的に宮古・石垣・与那国を
要塞化し苦しめる側に立ってしまっている。

でも人は自分の加害性に向き合いたくない。
あるいは認めることになるかもしれないような
情報やニュースをオミット(除外)することを
無意識に選んでいるわけです。

私は「何もしない」=「加害者」だと思っているのです。
中立は、権力者側についているのと同じ。

こういう列強の国々の一角に位置していて、情報もあるし、
何かできることがあるのに何もしないということは、
あらゆる分野で加害者になってしまっている。

歴史を知ろうとしないことも、その一つです。

何十年前まではみんなが共通のニュースを
受け止めていた時代がありましたが、今はみんなが
ニュースを選ぶ時代となり、都合のいいニュースだけを
知ろうとするので共通の認識すら持てなくなっている。

そういう構造の中で、今私たちはものすごい
情報過疎にあると思うのです。

だからそれに気づいてもらう手段として、
ニュースが果たせなくなってしまった役割も含めて、
もうドキュメンタリーしかないかなと思っているのです。

わざわざ映画館に足を運ぶのは、その人にとって
少なくとも大事な人生の出来事になるわけですから。



*  *

軍事要塞化が加速する沖縄の現状を長きにわたって
取材してきた三上智恵監督は、12歳で初めて沖縄に訪れた時、
旧平和祈念資料館の展示資料に衝撃を受け、
この沖縄の歴史的事実を自分が伝えていかなければと思ったという。

アナウンサーとして、現在はフリーのジャーナリスト、映画監督として
ほとんどの本土メディアが伝えてこなかった沖縄の現状を
動画で記録し、抗っても抗っても強行され翻弄されていく、
その絶望でしかない生の記録を、
4本のドキュメンタリー映画にして伝えてきた。

そして今年、6年ぶりに5本目の『戦雲』の制作公開に踏み切った
三上監督。
映画には「戦争を止めるために一緒に走れる人が集まり直してほしい」
という熱い思いを込めた。
これまでに至る軌跡、そして映画制作への思いを語っていただいた。

<ロングインタビュー>
戦争に至る究極の道筋を突き詰めない限り、戦争は止められません
映画(ドキュメンタリー)に平和への思いを託して

※次項ご覧ください。『沖縄スパイ戦史』上映会

季刊『道』221号
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◆◇ 季刊『道』に関わる映画を観る
◇  どう出版主催映画上映会〈8/21〉

季刊『道』221号のインタビューの一つ、
三上智恵監督の『沖縄スパイ戦史』の上映会を行ないます。

取材に際し編集部で鑑賞いたしましたが
とても衝撃的な内容であると同時に、
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軍事要塞化が進む沖縄・南西諸島。
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阻止しようとしているのか。

この映画は「国が戦場になったら私たちの身に何が起きるか」
を、包み隠さず伝えています。

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29 7月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈16人の武道家会見集 『人間をつくる 武の道、武の心』〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2024年7月29日)

本書 紹介動画
https://youtu.be/BRvxOWwUMpg

◆◇ 今、届けたい言葉 ― どう出版の電子書籍より ―
◇  16人の武道家会見集 『人間をつくる 武の道、武の心』

(先生の師はどんな方だったのでしょうか)

十段範士 安沢平次郎先生です。
阿波研造に師事した方です。

安沢先生ご自身は日弓連の役員などはされませんでしたが、
「弓は安沢」と言われる方でした。

上手に綺麗な射というのではなく、
安沢先生が引くと他の範士の影がなくなる、
武人の風格つまりオーラを感じさせる先生でした。

ところが我々には訳がわからないことばかり
おっしゃる先生でね。

「宇宙と融和するんだー!」とか
「的を狙うな!」とか。

……狙わなきゃ中たらないじゃないか、
と若い頃は当然陰で……(笑)。

弓を引いて、すぐに放すと怒られるし、
途中呼吸しても怒られるから、ぐーっと我慢するわけです。

「今なら中たる、ここだ!」と思えば放したくなる。
その誘惑が誰にでもあるのですが、
それをやると怒られるわけです。

するとさらに中たらなくなる。
訳がわからない。

ただ、安沢先生が弓を引くと
理屈抜きの雰囲気があったから、すごいなと思っていました。

しかし今では私自身が、
「お前は安沢先生みたいなことばかり言う」と言われています。
「宇宙だ、自然界だ」などと言ってしまうものですから(笑)。

「的を狙うな」などと言う人がいなくなってきたので
「変わり者」と言われますが、そのかわり私は図解をして、
なぜそういう言葉になるかを説明します。

今は安沢先生が言った「狙うな」という
意味がわかるんです。
理論的に考えると理屈が通っているんです。

「飛び道具としての身体」という原理からすると、
「狙うな」が正しいんです。

たとえば銃を何発か連続で撃った時に、
ばらばらのところに弾が飛ぶのであったら
立派な銃とは言えませんね。

銃に癖があったとしても、同じところに
弾が飛ばなければなりません。

弓で言えばその銃にあたる「飛び道具としての身体」を
正しくしておくのが本当なんです。

ところが人間というのは「狙う」と力の流れに
乱れが生まれ、狂う原因になります。

道具である身体が崩れてくる。

だから「狙うな」と言っているのであって、
本当に的に矢が向いていなければ当然中たらないわけです。

「狙うな」というのは
そういうことを超えた言葉なのです。




――― 岡﨑廣志 弓道範士
「的に向かい自分を磨く 弓道は時代を支える人間をつくる道」

*  *

大正、昭和の厳しい時代に武道修行を積まれてきた、
剣道、弓道、なぎなた界の師範方に、

自らの修行の様子、武道のあり方、指導者としての心得など、
じっくりお話しいただきました。

今求められる社会のリーダーとは。人間をつくるとは。
そのあり方のヒントにつながるインタビュー集です。

本書は電子書籍です。
Kindle、Koboなど電子ブックストアで購入いただけます。

詳細はこちらです。
https://www.dou-shuppan.com/ebook/bunomichi/

amazonでは【紙本】もあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4910001158/

どう出版の 電子書籍
https://www.dou-shuppan.com/ebook/

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈8/25 京都〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

対象は、自らの潜在力を体験したい! 方々です。
小学生からご参加いただけます。

宇城氏によって引き出される、
子どもたちの自然体の力。

今の常識ではあり得ないことが
目の前で起こります。

まずは、実際に体験してみてください。
体験から、何かが変わります。

●宇城道塾 実践講演会〈京都〉
2024年8月25日(日) 12:30~16:00 (開場12:00)
ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)
参加費:
大人(大学生含む)1人 4,000円
学生(高校生まで)1人 2,000円

詳細・お申し込み
https://www.dou-shuppan.com/event/kk202408/

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26 7月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈庭田杏珠 広島テレビ放送株式会社/「記憶の解凍」〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2024年7月26日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇  庭田杏珠 広島テレビ放送株式会社/「記憶の解凍」

(庭田さんは幼い頃から平和教育を受け、高校生の頃からは
平和活動にも積極的に取り組んできたそうですが、
この「記憶の解凍」に取り組むきっかけは)

高校1年生の時に平和記念公園で偶然、
濵井德三さんにお会いしたことがきっかけでした。

原爆が投下される前は、平和記念公園は、中島地区という
4400人が暮らす繁華街でした。

濵井さんの生家は、その中島本町というエリアにあり、
そこでご家族が濵井理髪館を営んでいて、
そこで生まれ育ったという方でした。

お会いした時に濵井さんから
「今はここに何もないけど、自分は中島本町33‐1という
戸籍をずっと移していない。ここで家族みんなを
原爆で失ったんだ」と伺ったのです。

もともと中島地区について知ったのは
小学5年生の時でした。

平和公園のフィールドワークでもらった
広島市発行のパンフレットがあるのですが、
これを開いていくと今の平和公園と原爆が投下される前の
中島地区が見比べられるようになっていて、

被爆前の中島地区には、映画館だったり、
森永のお菓子とかを売っているお店があったり、
カフェがあったり、そしてこれが今私たちがいる
レストハウスの元の姿ですが、そういう日常の姿があった。

そういう日常が原爆投下前に本当にあったのだなと。

それがたった一発の原爆で失われたのだなということが
初めて想像できたのです。



*  *

高校生の頃から白黒写真をカラー化することで、
戦争体験者の失われた記憶をより鮮明に掘り起こしていく
「記憶の解凍」に携わる庭田杏珠さんは、
今年大学を卒業したばかりの22歳。

きっかけは原爆投下で全家族を失った
濵井德三さんとの出会いだった。

以来、展覧会、アプリ開発、音楽、映像制作など
様々な方法で、戦争体験者から受け取ったメッセージの
継承に取り組んでいる。

この4月から地元テレビ局に勤める庭田さんに、
これまでの取り組みや、思い、そして未来の若い人が
自分なりの形で体験者の想いを伝えていく大切さなどを
語っていただいた。

<ロングインタビュー>
ここに、ふつうの暮らしや幸せがあった
カラー化写真が呼び起こすもの

季刊『道』221号
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◇  宇城憲治氏のイベント〈8/25 京都〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

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目の前で起こります。

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体験から、何かが変わります。

●宇城道塾 実践講演会〈京都〉
2024年8月25日(日) 12:30~16:00 (開場12:00)
ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)
参加費:
大人(大学生含む)1人 4,000円
学生(高校生まで)1人 2,000円

詳細・お申し込み
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26 7月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈【対談】 山極壽一 総合地球環境学研究所所長/霊長類学・人類学者 宇城憲治 UK実践塾代表〉

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◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇ 【対談】 山極壽一 総合地球環境学研究所所長/霊長類学・人類学者
◆      宇城憲治 UK実践塾代表

【宇城】
本日は楽しみにしてまいりました。
私は空手と居合をずっとやってきて
武道で取材されることが多かったので、

いつも「武道家ですか」と言われるのですが、
現役時は技術開発と経営に携わってきました。

特にイリジウム衛星携帯電話では電源部門の開発本部長として、
またビデオムービーなどの電源開発などにも携わり、

電源の心臓とも言えるパワーICをアメリカのシリコンバレーで開発、
電源部門の小型化、高速化などをやってきました。

【山極】
そうなんですか。
イリジウム携帯電話はアフリカでも使っていましたよ(笑)。

通信情報技術と武道と
どうつながりがあるのか興味深いですね。

【宇城】
すべての電気製品の起動は電源であり、また通信はまさに
コミュニケーションということになりますが、
情報は途絶えた時、電源は感電や火災という死の危険性があり、

それに対する安全規格が各国の法律で決められていて、
それに合格しなければ許可が下りないほど厳しい。

一方の武術はもともと生と死の中から生まれた術技で、
どちらも「死に直結する」というところでは
一緒ではないかなと思いますね。

また開発技術という仕事は「無から有」を創る世界なので、
開発した物が正しいかどうかの検証の見極めによっては、
市場に出てからのクレームにつながり、

即何億という損害になってきますので、開発品の
「検証のあり方」は非常に大事になってくるわけです。

そういう意味では術技の効用が命取りになる武道と
一緒かなと思いますね。

もちろん昨今のスポーツ的な武道とは違いますが。

先日山極先生の「ゴリラから生き方を学ぶ」という
講演動画を拝見いたしまして、

「勝とうとすることと負けないことは違う」というところなど、
武術の教えに通じていて感動しました。

「勝つ」というのは、真剣勝負であれば相手を殺すということで、
「負け」は自分の死を意味するわけで、
一番いいのは「戦わないこと」で、「戦う前に勝負をつける」
というあり方が江戸時代の剣の究極でもあったのです。

まさにその筆頭が新陰流の柳生石舟斎が編み出した
「無刀取り」という術です。

その兵法を徳川家康が徳川時代の平和への政策の
一方針にしたのです。

先生が講演でお話しされていたゴリラの「負けない」お話と
つながっていて、なるほどなと。

つまり強かったら相手をぼこぼこやったらいいけれど、
ゴリラの世界ではそれをやらずに「守る」というのがあると。

そこに武術に似た世界があると思ったのです。

スポーツでの勝敗は審判による「判定!」で
決まるわけですが、武術の実戦の生と死の狭間では、
「意識」を超えて潜在意識の世界になっているのでは
ないかと思っています。

つまり意識よりはるかに感知の鋭い身心による
深層意識の世界です。

スポーツなどの「意識の世界での勝負」では
事の起こりが遅れるということなのですね。

【山極】
僕はゴリラからいろいろ学びました。
研究するうちにそもそも喧嘩をするというのはどういうことか、
という根本的な疑問にぶつかったのですが、

その回答が「喧嘩をする前よりもいい関係になること」でした。
つまり、それが喧嘩の極意だと。



*  *

40年以上ゴリラ研究に携わり、その第一人者として、
また霊長類学者として、ゴリラ社会のあり方から
人間のあるべき姿を見つめてきた山極壽一先生。

長年の観察研究で気づかされたことは、ゴリラの中に見る、
人との共通祖先の姿にこそ、本来の人間らしさが
あるのではないかということだ。

終わりの見えない戦争や、新たな衝突の危機に晒されている今、
ゴリラが実践する闘いの平和的仲裁のあり方や
相手の立場を尊重する共存の仕組みに学び、人間が忘れつつある
気概、気構えを取り戻すことが急務だと語る。

ゴリラが示す「勝ちをつくらない」生き方と、
江戸時代の剣聖が示し宇城憲治氏が体現する「戦わずして勝つ」
のあり方をベースに、今私たちがかかえる課題について
縦横に語り合っていただいた。

<巻頭対談>
ゴリラに学ぶ喧嘩の極意
― 負けず、勝ちをつくらず、共存する社会 ―

季刊『道』221号
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●宇城道塾 実践講演会〈京都〉
2024年8月25日(日) 12:30~16:00 (開場12:00)
ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)
参加費:
大人(大学生含む)1人 4,000円
学生(高校生まで)1人 2,000円

詳細・お申し込み
https://www.dou-shuppan.com/event/kk202408/

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季刊『道』は
日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
理屈抜きに「やってきた」方々の深みある人生や熱い思いが、
読者の皆さまの生きる原動力となることを願っています。

年4回発行
年間購読料: 5,000円(税込・送料無料)

お申込みは、お電話(042-748-2423)
またはホームページからお願いします。
http://www.dou-shop.com/hpgen/HPB/entries/8.html

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23 7月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈7月号 本日入荷いたします〉

┌┐
└◆ どう出版メルマガ  (2024年7月23日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇  7月号 本日入荷いたします

テーマ 「守る勇気と行動を今」

終わらない戦争・紛争
進む一方の分断と対立

しかし、これを解決し乗り越えるちからを
私たち人間はもともと持っている。

そのことに気づき、生き方を変えれば
まだまだ希望はあるのではないか――

そう感じて希望への一歩を踏む
きっかけとなる一冊となりました。

定期購読者の皆様には、
本日より発送を開始いたします。
ご到着までいましばらくお待ちください。

*  *

●巻頭対談

ゴリラに学ぶ喧嘩の極意
― 負けず、勝ちをつくらず、共存する社会 ―

総合地球環境学研究所所長
霊長類学・人類学者 【山極 壽一】

VS UK実践塾 【宇城 憲治】

『ゴリラ社会では身体の弱い者の言うことを聞く。
それはそもそも「負ける」という姿勢がないからなんです。
ぶつかってエスカレートしてしまうのを防ぐ仕組みができている。

僕は人間社会の基本原理というのは
こっちじゃないかと思っています』(山極)

●ロングインタビュー1

ここに、ふつうの暮らしや幸せがあった
カラー化写真が呼び起こすもの

広島テレビ放送株式会社/「記憶の解凍」 【庭田 杏珠】

『戦前にこういう日常があったんだ、戦争が起これば
それが失われるんだ、ということを知った時、

じゃあ今自分が生きている時間はもしかしたら
あの時と同じような戦争が起こる前の日常かもしれない、
戦前なのかもしれないことに
私たちが気づけるかどうかだと思うんです』

●ロングインタビュー2

戦争に至る究極の道筋を突き詰めない限り、戦争は止められません
映画(ドキュメンタリー)に平和への思いを託して

ジャーナリスト/映画監督 【三上 智恵】

『沖縄みたいな最前線の場所にいると、
自分が割れる生卵になってでも、その殻を積み上げて
後ろの人が行けばいいぐらいの覚悟で
壁に立ち向かう人も少なくはない。

自分の地域の暮らしと誇り、自分の子や孫の環境を守るために
やらざるを得ないじゃないですか。

そうやってやらざるを得ない場所にいる人と、
百の理由を探して「やらない」と言うことが
できる場所にいる人たちとの違いはあると思うんですよ』

●連 載

・日常の奇跡
「新緑とキビタキの歌」
写真家・ネイチャーガイド 【安藤誠】

・塩から社会を見てみれば
「人生はなんとかなる」
健康回復学研究所所長 【工藤清敏】

・愛の関わりと連携で、輝きを取り戻す子どもたち
「世界のママたちの思いはひとつ」
ゆめの森こども園代表 【前島由美】

・私たちは銀河のなかに生きている
「備え無ければ憂い計り知れず」
銀河浴写真家 【佐々木隆】

・地球を歩く ~ 知られざる絶景を求めて~
「ユカタン半島 ~遺跡のちから~」
写真家 【野村哲也】

・きょうも、いい日
「引き継がれ育まれた、翔子の感性」
書家 【金澤泰子】

・ありのままの私たち
「きみちゃんの生き方」
作家 【山元加津子】

・今日一日を生きる
「取り組みの結実 茨城ダルク出身者への恩赦」
茨城ダルク代表 【岩井喜代仁】

・気づく、気づかせる
「平和への道筋と実践 ― 戦わずして勝つ ―」
UK実践塾代表 【宇城憲治】

季刊『道』221号
https://www.dou-shuppan.com/dou221-lp/
☆ 内容の一部をお読みいただけます。

定期購読のお申し込みはこちらです。
http://www.dou-shuppan.com/teiki-2/

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈8/25 京都〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

対象は、自らの潜在力を体験したい! 方々です。
小学生からご参加いただけます。

宇城氏によって引き出される、
子どもたちの自然体の力。

今の常識ではあり得ないことが
目の前で起こります。

まずは、実際に体験してみてください。
体験から、何かが変わります。

●宇城道塾 実践講演会〈京都〉
2024年8月25日(日) 12:30~16:00 (開場12:00)
ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)
参加費:
大人(大学生含む)1人 4,000円
学生(高校生まで)1人 2,000円

詳細・お申し込み
https://www.dou-shuppan.com/event/kk202408/

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日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
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22 7月

第2回 映画上映会を開催いたします

どう出版 映画上映会を開催いたします。

第2回上映会は、三上智恵監督のドキュメンタリー映画『沖縄スパイ戦史』

2024年8月21日(水)
19:20~21:00(予定)
町田市民ホール 第4会議室

 

映画 沖縄スパイ戦史

三上監督には来週発売の季刊『道』221号でインタビューさせていただきました。
[季刊『道』221号詳細]

22 7月

〈予約開始〉 前島由美 著『輝きを取り戻す思春期の子どもたち ― 大人が変われば子どもは変わる ―』 

前島由美さんの新刊書
〈ゆめの森こども園 実例集2〉
『輝きを取り戻す思春期の子どもたち ― 大人が変われば子どもは変わる ―が2024年秋発売です。

 

前島由美著『輝きを取り戻す思春期の子どもたち』

学校や家庭で苦しむ思春期の子どもたち。
その原因を子どもの中に探す大人たち。

しかし、その苦しみの原因は
大人の心の持ち方や社会のあり方にあった――

発達障がい、生活リズムの乱れ、不登校、非行……思春期に現われる子どもたちの心と身体の変化に、どのように向き合えばいいのか?
本書に掲載する【実例】は、今苦しい思いをしている親子が救われるヒントにあふれています。

A5判ソフトカバー 約220ページ
定価(本体 2,100円+税)

[内容・ご予約はこちらです]

22 7月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈森田隼人 シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長〉

┌┐
└◆ どう出版メルマガ  (2024年7月22日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇  森田隼人 シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長

(香害について新聞に意見広告を
出されているのですね)

日本消費者センターには2012年頃から
香害問題が寄せられていて、当社も2016年頃から、
「香害・化学物質過敏症」に関するアンケート調査を
インターネットで行なっており、

半分くらいの方が体調不良になったとか、
気持ちが悪くなったことがあるなどと答えていました。

「困っている方がいる」という認識はあったのですが、
2018年に私が北海道の札幌で講演をさせていただいた時に、

会場に来ていたお母さんから
「うちの子供がこういうひどい症状なんだ」という話を聞いて、
その後そのお子さんから直接

「学校が臭くて教室に入れなくて困っている。
何とかしてほしい」という手紙をもらったのです。

それを読んでたいへん衝撃を受けました。

「こういうことがあるんだね」
ぐらいの話じゃなかったんだと。

我々は「健康な体ときれいな水を守る。」と言っている以上、
香害・化学物質過敏症についても知らないといけない。

合成香料、柔軟剤を使っている人だって
悪気があって使っているわけではないので、
まずは香害というものを知ってもらうのが一番だと思い、
意見広告を新聞に出しました。

(啓発するような内容ですよね)

そうですね。
社内でもこんな広告を出して大丈夫なのか、
といった声はあったのですが、当社の企業理念に照らしても、
やっぱり伝え広めていかないといけないと、

そういう発信ができる会社は当社以外にないだろうと
使命感のような想いで出すことにしました。

内心どきどきしながら6月5日世界環境デーに
合わせて出したのですが、ふたを開けたら
SNS上でいわゆるバズって、
シャボン玉がヤフーニュースにトップで出ました。

みんなが潜在的に思っていても
言えなかったことだったんですね。

「普段は新聞を買わないけれど、
今回は買って会社に持っていく」とか

「よく言ってくれた」という声が
SNS上であふれました。



*  *

化学物質や合成添加物を一切使わない無添加石けんの
製造・販売を手掛けるシャボン玉石けん。

創業は1910年(明治43年)、2代目社長の時代に
一時合成洗剤の販売で飛躍的に業績を伸ばしたが、
自ら苦しんだ湿疹が無添加石けんで消えたことと、
病を得て死を身近に感じたことから
「人生一度きり。本当に正しいことをやる」と決心、
合成洗剤から安全な無添加石けんに切り替えて今年で50年を迎える。

売り上げが1パーセント以下に落ち込んでもぶれずに
貫き通した父の意思を引きつぐ3代目社長の森田隼人氏に、
無添加石けんにこだわる商品作りへの想いや、企業理念である
「健康と体ときれいな水を守る。」実現のために、
現在氏がエネルギーを注ぐ様々な取り組みや活動について
語っていただいた。

<ロングインタビュー>
元祖 無添加に込めた想いと技術を未来へ
― 人にも環境にもやさしい石けんを作り続けて50年 ―

季刊『道』220号
https://www.dou-shuppan.com/dou220-lp/
☆ 内容の一部をお読みいただけます。

定期購読のお申し込みはこちらです。
http://www.dou-shuppan.com/teiki-2/

◆◇ 参加申込受付中
◇  宇城憲治氏のイベント〈8/25 京都〉

宇城憲治氏による体験講習会・実践講演会。

対象は、自らの潜在力を体験したい! 方々です。
小学生からご参加いただけます。

宇城氏によって引き出される、
子どもたちの自然体の力。

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目の前で起こります。

まずは、実際に体験してみてください。
体験から、何かが変わります。

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