25 3月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈『命の伝言 ― 戦火を生き抜いて ― 』〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2022年3月25日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 新刊 電子書籍より ―
◇  『命の伝言 ― 戦火を生き抜いて ― 』

日本人が本来持っていた人間としてのぬくもりというものを
失ってきている。
心がひからびた日本人になりつつある。

だから今度はその心の貧しさ、ひからびた心が
餓死していると思うのよ。

だから「心の餓死防衛」をやる時期じゃないかしらと思いますね。

――― 【園田天光光】 日本初女性代議士 元外相夫人

何があっても戦争という手段は絶対使ってはいかん。

そのことを日本人はね、
世界に広めていかねばならないのです。

――― 【中沢啓治】 『はだしのゲン』作者

「命が大事」これが一番なんです。
その次が人間としての尊厳。
動物も同じ。

命を傷つけるなんてもってのほか。
命を取るなんてもってのほか。

その思いが、次の段階に行くと“戦争はいかん”になる。

戦争は人の命の取り合いです。命を取れば褒められる。
戦争は絶対に駄目なんです。

――― 【坪井 直】
日本原水爆被害者団体協議会代表委員/広島県原爆被害者団体協議会理事長

私たちはみな、真剣に「人間の命をどうしなければならないか」
ということを考えなくてならないんです。

生きている人間なのですから、生きている人間の
知恵を出し合って、どうしたら人間が安全で
生きていけるかということを考えなければならない。

原子力は絶対に安全ではないということは、67年前に
広島・長崎で証明されているわけですから。

――― 【谷口稜曄】 長崎原爆被災者協議会会長

とにかくあの沖縄戦のような戦争は、絶対に、
二度とあってはならない、ということだけですね。

私の話を聞いた子供たちはあとから感想文を送ってくれます。
「本当の戦争というものを知らなかった。戦争ってこんなだったんだ」
「よくわかりました」と。

そして「絶対に戦争に協力しません」という手紙をもらいます。
これがいちばんの救いですね。

――― 【山里和枝】 沖縄戦 語り部

私はそれ(片足失って)でも、国やアメリカを
憎く思う気持ちはまったくありません。

なぜなら、恨んだってどうにもなりませんし、
死んでしまった人がたくさんいるからです。
死んでしまえばおしまい。
弱音をはいたらおしまい。

生きていればこその今です。
死んだら駄目です。生きていなきゃね。

――― 【根本益伊】 軽巡洋艦五十鈴乗組員

私は肝に銘じていることがあります。
それは「自分の頭で考えろ」ということです。
自分の目で確かめ、耳で確かめ、自分の頭で考えて進めと。

というのは、私は何も知らない軍国少年でした。

日本に帰ると、戦争前後のことをむさぼり読みました。
日本はどうだったのか、なぜ満州国建設となったのか、
様々なことを勉強しました。

――― 【木村 孝】 中国帰国者定着促進友の会 元事務局長

戦争をやれば結局両方やけくそになって、さらに摩擦が起きる。
国と国の軍隊が強くなれば強くなるだけ、戦争を起こしやすくなる。

だから今日本が非武装で戦争放棄をしていますが、
そういうせっかくいい国になったのですから、
これを崩してはならないと思います。

――― 【原田 要】 最後の零戦パイロット

国がいくら「やります」といっても、
人が集まらなければ戦争はできない。

「いや、まてよ」とどこかでブレーキをかけることができれば、
戦争は広がらないですむ。

やはり個々の、「果たして、この戦争の正体はなんだろう」
という思考力が必要です。

――― 【太田リセ】 日本赤十字社従軍看護婦

幸いトラック島は戦場にならなかったから
私は助かりましたが、

餓死したり、食いすぎて死んだり……そうやってね、
ばかばかしいような人間の死というのを
積み上げていくのが戦争なんですよ。

そんなものを認めていいはずがないんだ。

――― 【金子兜太】 元海軍主計大尉/俳人

庶民はね、みんないい人間なのよ。
だからロシア人が怖いなんて絶対に言わないでくれと言いたいの。

それとね、勝った国だって負けた国以上に死んでいるんです。
防御と攻撃じゃ、攻撃のほうがうんとやられる。

これは戦争に行った者じゃないと分からない。

――― 【木内信夫】 元陸軍飛行兵/シベリア抑留生存者

今の日本の政治は危険な方向へ向かっているのではと思うのです。
「戦争の愚かなことを知れ!」と、声を大にして叫びたい気持ちですね。

私がソビエトで11年も置かれ、実際にたいへんな苦労をしたわけですが、
それではなぜ帰国してソビエトとの友好運動をやったのか。

誰からも疑われました。
しかし、世界の平和は、相互理解から生まれるものなんです。

――― 【三村 節】 シベリア抑留体験者

*  *

季刊『道』で丁寧に聞き取ってきた戦争体験を
1冊にまとめた貴重なインタビュー集
『命の伝言 ― 戦火を生き抜いて ― 』を
電子書籍として発売いたします。
本日から配信開始です。

戦争を生き抜き、その理不尽、悲惨さを
語ってくださった方々のお話をまとめました。

その体験、思いを後世に伝え残したいと願うものです。

今、このような時だからこそ、
受け取っていただきたいメッセージです。

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ご購入いただけます。
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日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
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