『道』208号 インタビュー 無添加パン職人 廣瀬満雄さん
「パンは無添加が当たり前 夢に向かって貫く職人魂」
廣瀬満雄さんは、まさに職人さんでした。
すべての素材、製法にこだわり、絶対に安心安全な無添加パンを、自分を信じてくれる人に提供する。そのパン職人のあるべき姿を自ら実践することで、世の中に発信しておられる一徹の方です。
食品添加物の恐ろしい実態や、無添加とはとても言えない「無添加食品」が市場にでまわる現状、子どもたちの安全よりも企業の利益を優先させる給食の実態、業界に属していれば声を上げにくい中で、廣瀬さんは、消費者を決して裏切らない信念のパン作りを貫いてこられました。今年3月に引退され、後進に引き継がれてもなお、思いを発信を続けています。
廣瀬さんの姿勢、生き方は、パン業界だけでなく、すべての食に関わる方々への問いかけのメッセージになっていると思います。