宇城憲治著 『新版 空手と気』 予約受付開始
長年、多くの人の「座右の書」として愛読されてきた『空手と気』。
2007年の初版以来12年、第5刷りを機に、第二部に新たな10項目を加え、その後の宇城憲治氏のものの見方、考え方、捉え方を、空手指導時の写真とともに掲載しました。
ソフトカバー、全240ページです。
以下は、宇城塾長から新版発刊にあたってのメッセージです。
今、武道はオリンピック種目にも加わり、スポーツ競技が色濃く反映され、ますますそれは加速していくことと思います。しかし、武道の原点は武術であり、日本文化の根底をなすものでもあります。その事を忘れてはならないと思います。
武術の原点は、何と言っても戦国時代、江戸時代の剣術があげられます。その真意の第一義は、生死をかけた真剣での立ち合いにあったからです。一度刀を抜けばどちらかが傷つき、あるいは両者とも傷つき、時には死にもつながります。
当然そういう心境にあっては、自分も生き、相手を生かすという最善の勝ちを得るために、刀を抜く前に勝負をつけたいということになります。「刀を抜く前に」ということは、別次元のパワーが必要です。だからこそ、それまで殺傷道具としての刀を「戦わずして勝つ」の境地まで昇華させました。その究極にあるのが「気」です。
本書『空手と気』では、最近の海外での空手組手のスナップ写真とともに、自論を書きとめました。
現在にあって、刀こそ帯刀していませんが、日常は真剣そのものです。まさにこの書が日常の生き方、人生のあり方のヒントになれば幸いです。
宇城憲治
2019年5月下旬、発売予定です。
詳細・お申し込みは[こちらです]
これは、初版『空手と気』を上梓した頃の宇城憲治氏の映像です。
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