〈発売〉 宇城憲治著 『新版 空手と気』
長年、多くの人の「座右の書」として愛読されてきた『空手と気』。
2007年の初版以来12年、第5刷りを機に、第二部に新たな10項目を加え、
その後の宇城憲治氏のものの見方、考え方、捉え方を、空手指導時の写真とともに掲載し
『新版 空手と気』として発行しました。
長年、多くの人の「座右の書」として愛読されてきた『空手と気』。
2007年の初版以来12年、第5刷りを機に、第二部に新たな10項目を加え、
その後の宇城憲治氏のものの見方、考え方、捉え方を、空手指導時の写真とともに掲載し
『新版 空手と気』として発行しました。
世界共通の誰でもわかる、誰でも参加できる「地球やミツバチのために、環境にやさしいくらしをしますよ」という宣言マーク普及をめざして、大きく動きはじめたハニーさん。(199号連載に詳しいです)
今回の連載では、そんなハニーさんの背中を押す「夢」のことを書いてくださいました。
色や匂い、肌触りや温もりのある夢を、20代からたびたび見ていたというハニーさん。
夢の内容と、その「啓示」とも言えるようなメッセージを詩で表現されています。
身の回りで気づく「なんか違うな。昔はこうじゃなかったな…」という小さな変化を、誰もが感じていらっしゃるのではないでしょうか。
それを他人事にせず、自分の事として捉えて、「何かを変える」ことを一人ひとりが実行していくことでしか、地球環境はよくなっていきません。
でも、それを悲壮感ではなく「Joy!」と楽しくいきましょう!と結んでくださっています。
かっこちゃんこと山元加津子さんは、ご本人がいろいろなところでおっしゃっているように、小さい頃から、ちょっと変わった女の子でした。そのちょっと変わったところが、かっこちゃんの魅力であり、やさしさであり、親しみやすさだったりするのですが、今回の記事でかっこちゃんが公けにしてくださった、中学校の同級生からのメールは、まさに、かっこちゃんの原点を教えてくれるものでした。
かっこちゃんは、昔から、かっこちゃんだったんだ!と。
そしてちょっと変わったかっこちゃんが、どれだけ純粋で愛情深い子だったかを教えてくれます。同級生の“りえちゃん”が「不思議すぎる」と書いておられるほど、かっこちゃんのやさしさは底なしです。頑なな相手の気持ちをとかす力があります。だからこそ、たくさんの方々の心に寄り添い、ともに歩むことができるのだと納得しました。
岩井さんは連載において、どのようにして各地にダルクを開設してきたのかを様々なエピソードを交えて語ってくださいます。岩井さんが語るエピソードは、まさに人生のドラマが詰まっているかのようです。
様々な行政の仕組みの壁にぶつかりながらも、粘り強く課題と向き合って前に進む岩井さんの姿から、あきらめない、くじけない、引き下がらない強さを学んでいる方は多いのではないでしょうか。
そして毎回岩井さんのお話と一緒に掲載される、各ダルクの施設長の手記。今回は鳥取ダルクの方の手記でしたが、岩井さんに一瞬にして本質を見抜かれ、図星を言われ、苦しいけれど結果救われたというお話は、本当に感動です。鳥取ダルク施設長が言うように、まさにダルクをつくってきた岩井さんの「ダルク道」がそこにあります。岩井さんの魂がそこにあります。
ハニーさんこと船橋康貴さんについて2つお知らせです。
1つ目は、
ハニーさんが、NHK「ラジオ深夜便」に2日にわたってご出演されます。
5月14日(火) 午前4時台
【明日へのことば】ミツバチから地球環境を考える(1)
5月15日(水) 午前4時台
【明日へのことば】ミツバチから地球環境を考える(2)
いずれも早朝4時ですが、あとからでも聴くことのできる「聴き逃しサービス」がありますので、ハニーさんの今の想いをぜひ聞いてください!
[ラジオ深夜便 聴き逃しサービス]
2つ目は、
著書『ハニーさんのミツバチ目線の生き方提案』が、道徳の教科書に採用されました。
茨城県教育委員会発行の高校生の道徳のテキスト『ともに歩む ― 未来へのチャレンジ ―』に、『生き方提案』より1項目が掲載されました。
昨年秋ごろに高校教育課の担当の方からお話をいただいた時は、1年後2年後の掲載になるかもしれない……と伺っていましたが、ハニーさんの発信をぜひ子どもたちに!との熱い思いで、前倒ししてくださったようです。「がんばって入れ込みました!」と完成したテキストを送ってくださいました。
子どもたち、若者たちのこころの豊かさを育んであげることは、大人の大きな役割ですね。
「自転車に乗るには教科書も筋トレも必要ありません。必要なことは、まさに何回もこけることです。何回も何回もこけて、ある日に乗れるようになる。そして一度乗れるようになると一生乗ることができる。すなわち意識しなくても無意識に乗れるようになれます。このような身体の仕組みをとして学ぶ、それが本来の「身につく」です。」(本文より)
今私たちが当たり前のように使っている「教育」は、本来の「身につく」へ向かうあり方ではなく、受験勉強、偏差値教育に見るように知識を教えるあり方になっているのではないか。宇城氏は昨今の政治の堕落や大企業なのどの組織の不正やパワハラ事件、家庭内暴力などの問題は、こうした戦後の日本の教育のあり方が、人間力を劣化させているからではないかと述べています。
身につく、という言葉の通り、本来の教育とは、知識や理詰めの詰め込みではなく、身体を通した高次元の実践教育にあるのだと。それはすなわち人間本来の潜在力を引き出すということです。
記事ではさらに、人間のエネルギーは、アインシュタインの有名な方程式E=mc2に見るエネルギー変換においても実証することができると述べています。すなわち質量が変化するとエネルギーが変化する、エネルギーが変化すると質量が変化する。アインシュタインが言い残したもう一つの方程式の意味、「愛の爆弾」を実証しています。
調和のエネルギーによる投げは連鎖していく
(『道』200号「気づく、気づかせる」より)
『道』200号の野村哲也さんの連載テーマは、「人生の道」。
野村さんには、2014年にインタビュー取材をさせていただいた際(『道』179号)、写真家の道を歩むことになった経緯や背中を押してくれた様々な出会いについて伺いました。
今回の号では、40代になった野村さんが、あらためて自分を含め自分の周りにいる人たちが幸せであるために、何をすればいいのか、そのことについて決意表明とも言える手記がつづられています。
「僕たちはこの世を一人だけで生きていくことはできない。
だったら周りにいてくれる人たちが世界で一番幸せであってほしい。
44歳になった今、それらの道はすべて原点につながっていることに気付かされる」
野村さんのエネルギーは写真にみなぎるだけでなく、文章に、そして未来への思いに、すべてにとどまることなく流れ込んでいるかのようです。
国連加盟国は193ヵ国あり、野村さんが訪れた国は131ヵ国。それも刻々と更新中です。そしてワイナリーのオーナーに、飛行機パイロット。描いた夢を叶えるべく、野村さんは今日も地球を遊びきっています。
『道』を通して出会わせていただく方の中には、交通事故とか災害とか戦争など、何かががきっかけとなって、それまでは考えられなかったような人生を歩むようになった方が多くいらっしゃいますが、今号で取材させていただいた長谷川ひろ子さんもそのお一人で、長谷川さんの場合はご主人の死をきっかけに、まったくの素人ながら、ドキュメンタリー映画監督になられる決意をされました。
薬学博士として多くの末期ガンの人たちを生還させてきたご主人が、自らガンを患い、しかも余命半年の宣告を受けたのが2009年の頃。研究者だったご主人は病気からの生還を信じ、腫瘍の部分がどう変化していくかを長谷川さんにビデオカメラにおさめておくよう頼みます。しかしながら、ご主人は47歳の若さで亡くなられ、長谷川さんは子供たち4人とともにご自宅でご主人を看取られました。
この体験から、長谷川さんは、「死」は決してタブー視するものではなく、「生の肯定」に導くためのものになると実感し、そのことを伝えるために、命がけで残してくれた夫の記録映像を映画にしたいと、監督、脚本、取材、ナレーション、テーマ音楽の作詞、作曲、歌など、ほとんどを自ら手がけ、完成させました。
本インタビューでは、その長谷川さんの映画に込める思いを伺いました。
ドキュメンタリー映画「いきたひ」の上映は、長谷川さんの講演とセットで行なわれている。映画と講演で、亡くなった親しい人の「看取りなおし」をすることで、来場者は元気になっていくという。