季刊 『道』 180号 最後の零戦パイロット 原田要
★ 『道』最新号 ★ 4月17日入荷
『道』最新号 180号がいよいよ明日発売となります。
一足早く皆様に最新号180号の裏側を少しご紹介いたします!
【180号】2014春 季刊『道』 №180号詳細はこちら
~ 編集を終えて ~
百田尚樹氏の『永遠の0(ゼロ)』を読み、映画も観ました。
戦争体験を語ってくださる方が年々少なくなっていくなかで、「かつての戦争」を考えさせ「これからどう生きるか」を若い人々に問いかけることは、こうした「作品」が担っていくのだな・・・と思いました。
そんななか、熱心な読者の一人が送ってくださった一冊の本。
原田要著『戦争の嘆き 戦争を止められるのは若者とお母さんです』
読むと、著者原田さんも「まるで私自身ではないか」と書かれているほど、原田さんの体験と『永遠の0』主人公 宮部に起こる出来事はそっくりです。
原田さんに、フィクションでなく実体験として戦争体験を聞かせていただけるかもしれない・・・
本を送ってくださった方に問い合わせると、原田さんがご存命であること、長野市内で幼稚園園長をされていること、そして元特攻隊員の浜園重義さんが『道』に掲載された時、その園に『道』を届けてくださり、後日お礼のお電話を原田さん本人からいただいていることを教えてくださいました。
最初の取材申し込みは、季節がら感染症が流行っている頃でもあり、ご本人の97歳というご高齢であることもあり、お断りをされました。
しかし、やはりあきらめきれず、『道』を発行する思いやかつて幼稚園に『道』を届けてくださった読者のこと、そして『道』読者一人ひとりがいかに熱い心をもって、掲載されている方々の思いを受け止めてくださるかをしたため、再度申込みをいたしました。
原田さんは、すべて憶えておいででした。
快諾でした。
インタビュー当日、長野のご自宅で迎えてくださった原田要さんは、背筋がピンと伸び、張りのある声で、こたつに入りなさい、とすすめてくださり話をしてくださいました。
繰り返す激戦のなか無事だった命――。
聞けば聞くほど、今、目の前にいらっしゃる原田さんは「伝えるために生かされた」
そういう使命を負っていらっしゃるのだと心からそう思えました。
原田さんの強く、澄んだ眼は忘れられません。
「戦争を二度と、誰にも絶対に経験させない」
その思いが、溢れてくるかのようでした。
どうか、その思いを受け取って、子供に、生徒さんに、友人に・・・・
一緒に伝えていただきたいと願っています。
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