激動の日本を生きてきた94歳 澤田花江先生が贈る言葉
94歳のなぎなた範士 澤田花江先生が贈る
『あくなき向上心』(11月30日発売)
大正・昭和・平成・・・激動の時代を生きてきた澤田先生が問う
武道のあり方、日本人のあり方とは。
大正5年生まれの澤田花江先生。
若いときには大病も患いましたが、それを乗り越えて70余年におよぶ武道修行に打ち込んでこられました。
←24歳の澤田範士
舞鶴高等女学校玄関にて
昭和15年(P15)
篠山(兵庫県)は大阪に比べたらものすごく寒いところですが、雑巾がけをさせました。篠山高女の教え子が言ってくれました。
「寒くてつらくても先生の厳しい目があるからやめられない。
戦中戦後の苦しい時も、あのつらい雑巾がけを思い出せばなんともなかった」
←京都府立舞鶴高女でなぎなたの指導
昭和15年
厳しさこそが真の教育、愛情であるという信念を貫き実践してこられた澤田先生のお話は、季刊『道』にて2006年に会見、2007年より連載記事を掲載させて頂いておりました。
その“やってきたひと”澤田花江先生の哲学を、このたび1冊にまとめ刊行いたします。
新刊 『あくなき向上心』
(1575円・A5版上製・144項) 2010年11月30日発売
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↑稽古風景 新宿スポーツセンターにて
↑共に70年稽古を重ねてきた手縫いの小手(昭和9年につくったもの)
“みんなに教えてやってください
日本の昔は良かったんだと
日本は厳しかったんだと
子供の時から叱られたんだと”
“身体と心と形が一致したことを覚えることが
修行であり道なんです”
“今、日本にいて日本人でない人ばかりができている
私はそう思っています”
――本文より
育児・教育に携わる方々の指針、失われつつある日本人としての資質を取り戻す指針として
広く皆様にお読み頂けることを願っております。