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武道における真の学びとは、
「師の心に触れ、
師の無意識領域を受け継ぐ」こと。
本書は1993年の発行以来、あらゆる武術・武道、スポーツ界で指導者として活躍してきた宇城憲治氏の初の武道書。
エレクトロニクス分野の技術者としてまた経営トップとして、日本のみならず世界で活躍し、常に億単位の責任を背負ってきた宇城氏の体験は、仕事のあり方や生き方の指針ともなるものであり、ジャンルを問わず多くの人の「座右の書」となっている。
この度、第8刷重版にあたり宇城氏に加筆いただいたのは、空手の師である座波仁吉先生と、居合の師である川崎武雄先生についての章。
著者にとって師とはどんな存在であったのか。
師への思いを通して語られる、武道における真の学びとは。
「目で見て伝えられるものは誰でも伝えることができます。
しかし、ともすると小手先になりがちです。
『何々先生に習った』『何々先生に何年ついた』
そのこと自体、あまり意味あることではないように思います。
なぜならば、本当に学ぶ、伝えるとは、
先生の心を通して、先生のなかの、
先生自身の無意識にあるものを映し受け継ぐということではないかと思うからです。」
(『武道の原点』第8刷 「師とは」より)
目 次
はじめに
第一章 武道を学ぶということ
第二章 型から「形」「術」へ(五つの型)
サンチンの型 ナイファンチンの型
パッサイの型 クーサンクーの型 セイサンの型
第三章 武道の原点を考える 著者インタビュー
限りなき瞬発力とゼロの力を求めて
修得はフィードバックシステムでデジタル式に
型は防御なり
生き方に反映させる武道を
世界に向け発信していく力が武術のなかにある
第四章 型は美しく、技は心で
(座波仁吉・宇城憲治 インタビュー)
琉球手から流派を越えた空手へ
投げ技――
一つの技から変化応用させた百人百様のもの
戦わずして勝つ
世界にエネルギーを発信する武道を
「師とは」(第8刷に加筆)
著者プロフィール
◎ 宇城憲治 (うしろけんじ)
創心館空手道 範士九段
全日本剣道連盟居合道 教士七段
宇城塾総本部道場 創心館館長
1949年宮崎県生まれ。エレクトロニクス分野の技術者としてまた経営者として、ビデオ機器や衛星携帯電話の電源開発をはじめ、多くの技術開発分野で活躍。現在は、武術の究極 「気」によって人々の潜在能力の開発に専念。UK実践塾代表。宇城道塾/空手実践塾主宰
読者の声
●初めて古伝空手の存在を知り、空手の本来あるべき方向性を教えていただきました。何回読み返しても新しい発見や気づきをいただける大切な1冊です。
(東京 団体職員 43歳 男性)
●写真で紹介されていた力みが完全に消えている座波先生の型は本当に美しく心を打たれました。座波先生と宇城先生の対談では、年を重ねてもなお現役を続け、道を究めんとする座波先生の深い武道観を垣間見ることができ、稽古のみならず研究においても今後の指針をいただいた気がします。
(東京 アナウンサー 42歳 男性)
●長い時間をかけて練り上げられてきた伝統の中に、これまで感じてきたこと、経験してきたこと、それらとはまったく違う次元のものがあると感じさせられました。
(東京 教員 42歳 男性)