2016年 仙台 第1回 (2016.2.7)

日常生活の中で「調和の心」を育てていきたい  宮城 主婦 58歳 女性 RK

 今回の道塾もとても興味深いお話をたくさんお聞きすることができ、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。ありがとうございます。
 講義の前のDVD上映では、天皇皇后両陛下の一枚のお写真がありました。先日フィリピンへご訪問された時の、戦没者の碑の前でお二人が心を込めて、お祈りされていらっしゃるお姿でした。お二人のお姿はとても清らかで、美しく、とても感動的でした。ニュースでも何度も拝見し、感動していましたが、本当に多くの方に伝わってくるものがあったと思います。本当に戦争だけは繰り返してほしくないと願っています!

 「調和の心」が大切といつも思っているのですが、、いざ、生活の中で自分を振り返ってみると対立している自分が います。日常生活の中で「調和の心」を育てていきたいと思います。

 実技では、四つんばいになった人が両手、両足をつかまれ、背中にも乗られても前へ進むという体験をさせていただ きました。私は四つんばいの人の足を押さえるほうでしたが、「気」を通された時の勢いには本当にビックリです。いつも、先生に「気」を通されると、不思議と「できる」と思えるのです。 そして実際にできてしまうのです。これまでの常識ではできるはずもないことが、「できない」という気持ちも取り払われて、簡単にできてしまう。人間の潜在能力はどこまで素晴らしいのかを実際に体験させていただき、ありがとうございます。また、いつも多くのことを気づかせていただき、ありがとうございます。

 

いつも先生の仰る言葉が胸に突き刺さります  埼玉 会社員 39歳 男性 FS

 一番最初に今一番平和を願っておられるのは天皇皇后両陛下であるとフィリピン訪問のときの1枚の写真を見せて頂きました。そこの天皇皇后両陛下の一礼にはまさに心がある気持ちの通ったものでした。常々先生は心向かうところに気も向かうとおっしゃいますがまさにそれを体現なさっておられる1枚だと思います。  

 先生が一本の立てた竹刀を束の部分を指一本で押さえ、剣先の部分を1名そして2名とその剣先の部分を握らせ引かせます。これはいま現代の常識で考えればいとも簡単に自分の赴く場所へその剣先を向けることが出来るでしょう。しかしいくらその2名の方が引いても竹刀は斜めに傾くわけでもなく、まっすぐなまま微動だにしません。統一体になればこの様な事も可能であるという世間一般常識では考えられない事を今年初めての講義でも見せて頂きました。  

 一人の人間を約6名で腕足背中を抑える。もちろんそれだけで大の大人は動くことすら出来ません。しかしさらにその倍の人間に押さえてもらっても宇城先生に気を送って頂きここまでと目標を記した先にはそこには動けるという事実しかなく、大勢で押さえられている大人を引きずったまま進むことができます。もちろん先生の気のなせる技なのですが自分自身が統一体となればこの様な技が可能となるのは人間の素晴らしさにほかなりません。

  “人間は生まれながらに完成形”出来なくしているのは自分の問題である。いつも先生の仰る言葉が胸に突き刺さります。しかしこの様な力を見せていただけるのも自分自身に希望が湧いてくるのも事実です。今自分が出来なくても子供そして孫が間違った方向に行かないようにそれを伝えるのも自分たちの責務だと思い変われない自分ともがきながらも素晴らしい力を拝見しまた自分自身にも備わっている力に気づきたいです。  
 全ては調和力が可能とすることを信じてこれからも学んでいきたいと思っております。 今年も全4回という短い間ですが、ご指導のほど宜しくお願いいたします。

 

常に希望をもって変化する自分自身でありたい  東京 会社員 25歳 男性 SM

 いつもご指導ありがとうございます。今回初めて仙台道塾に参加させていただきました。講義・懇親会と非常に長い間、宇城先生、仙台道塾生の皆さんと一緒に過ごさせていただき、大変充実した時間でした。本当にありがとうございます。
 まず感じたのは、全体に広がる、塾生の方々が作ってくださっている空気の温かさです。会場全体に一体感があり、包み込まれるような感覚がありました。宇城先生がおっしゃる、道塾生はファミリーだ、ということを初めて参加した仙台道塾で、より強い実感として感じることができました。ありがたいことです。自分も温かな絆の一助となれるよう、今後も精進したいと思います。

 講義の中で、宇城先生に気を通された方が次々と寄ってくる人を投げ飛ばす場面があり、本当に生き生きと動き、楽しそうにしておられるのが印象的でした。それを見ていて「気」というものが、人間を本当に内側から変えているのだな、ということを改めて感じました。
 また、守るということについても検証をしていただきました。通常、目の前で木刀を振り下ろされるとびびってしまいます。前に出た1名の方がびびると、その背後で守られている人も不安でのけぞってしまいます。しかし、宇城先生がぱっと前に立って下さると、まったくびびらず平気です。口でいくら言っても、実際の力がないと大切なものを守ることができない。身体ができる状態でないと、きれいごとでは守れないということを感じました 。
 守るということは、何を守るのか。大切なもの、失いたくないものを守るのだと思います。優しさはそれと同じくらいの厳しさがないといけない、というお話と自分の中でつながりが出てきました。つまり、できる自分をつくっていくことが、ひいては、周りの人たちを幸せに導くことにつながるということです。そのために、自分に厳しさをつくっていくことが大切で、それがない優しさは、いざというときにびびってしまう弱さを孕んでいるのだと感じました。先を取り、すでに戦う前に決まっているということも、それまでの自分がどういう状態をつくってきているのか、どう生きてきたのかという結果だと思います。
 自分はたかがこれくらいだと見限ってしまったり、頭で「できない」と決めつけて諦めて しまうことがどれほど愚かなことか。それこそが甘えであり、横着であり、子どもにそういった諦めの姿勢を見せることは本当に害悪にすらなると思いました。「人間ってすごいんだぞ」「鍛えればこんなふうにもなれるんだぞ」「勝手に自分の可能性に天井を決めて、ふたをするな」そんなメッセージを、常に宇城先生は発信してくださっているのだと思います。
 津波は目に見えるけれども、社会の荒波は見えない。日ごろ、日常が準備即実践です。一日を大切にする気持ちを忘れず、常に希望をもって変化する自分自身でありたいです。ありがとうございました。

 

当たり前のように己を信じれる自分へと変化  宮城 会社員 40歳 男性 AS

 今回の道塾では、本当に多くの実践を体験させていただきました。その中でも、とても強く残っているのは、私が四つん這いの状態から両手、両足、更には背中にも人が乗り、押さえつ けられた状態から歩くというものでした。普通ではどんなに進もうと思っていても、進むどころか潰されてしまいます。 私もまさに動くことも出来ず潰されてしまいました。ところが宇城先生から、気を通され『ここに向かって進みなさい』と言われた途端、何も疑うこともなく、どんどん 進めました。続いて、押さえる方々がそれぞれ二人づつ(計10人)になった時も、何も考えずただただ楽しく本当に楽しく前進 している自分がおりました。
 そして更に、押さえる方がそれぞれ3名づつになった時、一瞬、私に心の動揺が起こりました。 『さすがに無理じゃないか?』という不安がよぎりました。この不安は先生が仰る、『今の常識にとらわれて部分体になっている』という事だと感じ、『大丈夫!自分には出来る !』と、先生の仰ったところへ無心になって進みはじめたら、なんと気がつけば、皆を引っ張ってグイグイ進める自分 がおりました!!  自分でも驚きを隠せず、かつ喜んでおった時、更に先生からもう一人ずつ押さえる方々が増やされましたが、その時 は不思議と『うん!進める!!』と当たり前のように己を信じれる自分へと変化しておりました。
 結果、20名程の方々に押さえられながらも、グイグイ前進し、かつ皆様を投げることができました!!投げ終わっ て振り返った時に初めて、押さえてくださった方々の人数に驚くと共に、物凄い幸福感と感謝に溢れておりました。以前の私だったら、押さえる方が3名になって不安になった時に、自分の小さな常識の世界にとらわれて今回のこと は出来なかった事と思います。  

 宇城先生という大きな愛で包んでくださる師がいらっしゃるからこそ、私も安心して自分の常識を捨てさり新しい世界へ進めることが出来ました。 震災からもうすぐ五年…私は何が出来るのだろう…先生が仰る『循環する』事の大切さ…それを考えながら、本日被災 地に赴き、お話を伺うことが出来ました。今日伺った、女川は町が壊滅するほどの大きな被害を受けたところで五年経った今も、復興が進んだとは言えず被災地 のままでした… それでも駅前周辺のお店や温泉施設が徐々に復活しておりました。今日、お話を伺えた方にまた会いに行き、少しでも一緒に笑顔になっていただきたいと強く思いました。 宇城先生からいただきました大きな愛と自分を信じる力を持って、私が出来ることを深く考え、かつ行動にうつして参 ります!! これからも、ご指導よろしくお願い申し上げます!!

 

先生の言葉が重く私の心に響きました   埼玉 教員 39歳 男性 TS

 宇城先生に向かって竹刀を振り下ろそうとした時、いつ入られたかも、何が起こっているのかも全く分からないうちに 、先生の竹刀が私の腹を刺していました。タイミングとか技とかそんなものではない桁違いの凄さを感じました。「これが武術なんだな」と一触にして感じられる体験でした。超一流のスポーツ選手が先生に指導を仰ぐ理由が分かる気が しました。  
 また、先生が数十人の人に抑えられてもいとも簡単にはね除けたり、無力化させてしまったりする時の身体を触らせ ていただきましたが、どこにも力が入っておらず、柔らかいままで行っていたことに驚きました。腹筋運動にしても固 めずに置き上がる、捕まる人を投げてしまうことに驚きました。私達は筋トレをして「力」で何とかしようとすること に「洗脳」されてきているため力を使ったやり方しか分かりません。しかし、それが間違いであることは明らかです。何と表現したら良いか分かりませんが、気を使われる時に先生の身体の内で起きていた動きの感覚を忘れないようにすること、洗脳から自由になることを日々心掛けて今までの癖を取っていきたいと思いました。  
 「強い物が残るのではなく、適応できるものが残る」と先生の言葉が重く私の心に響きました。どっちが強いかを競う遊びの世界ではなく、調和することを目指していきたいと思いました。先生の実践を、生き様を道標として今後とも 精進していきたいと思います。ありがとうございました。

 

自分が変われば周りも変わる   北海道 教員 37歳 男性 SI

 今年初めての道塾ありがとうございました。一年間よろしくお願いいたします。冒頭で、今一番平和を願っているのは天皇皇后両陛下であられるというお話を聞きました。そして今回のフィリピン訪問での写真を見せていただきました。言葉ではなく行動で示す。その写真が全てを物語っていました。
 知らないことばかり、できない事ばかりであるから、必死に学ばなければならない。そして行動していかなければならない。先生がいつもおっしゃる「進歩成長とは変化することである。変化するとは、深さを知ることである。深さを知るとは、謙虚になることである」まさに、謙虚になってまずは自分が学び行動する。教育とは、“教える”のではなく“引き出す”。そして自分の姿を“映す”。
 今までの自分の考えや常識から脱却していくのは時間がかかるのかもしれません。でもそこで止まっていては、今の自分に満足していては成長などできません。今までの自分を捨て、師の姿が映っていく素直な心と謙虚さを持つこと。 体にエネルギーが沸いてきます。ありがとうございます。

 

先生が、生き方あり方の見本を示してくださっている   新潟 教員 33歳 男性 KS

 今回もご指導をいただきありがとうございました。先生が講義の中で、子どもが「いちばんすごい」「できる」とくり返し仰っていたことが頭に深く残っています。私 は2児の父(0歳、2歳)ですが、子どもが持つまっすぐに向かってくるエネルギーを日々感じる中で先生の仰ってい ることがよく分かります。  私の職場は、定時制高校です。経済的に困難なために昼間、働きながら学ぶという生徒はほとんどおりません。現在 は、小中学校の時に学習や友人関係など何らかの原因で不登校を経験した生徒、発達障害を抱えている生徒などが大半 であります。先生は親子塾では、「自閉症の子どもも全ての子どもが生き生きとする」と仰っていましたが、先生の生み出す雰囲気、本気で関わろうとする心が子ども達を大いに伸ばしているのだと思います。
 私たち教師は、子ども達に 点数をつけ、順番をつけ、互いに競争させる。あちらこちらに衝突を生み出すシステムを率先して作り、それに違和感 を持つ素直な子どもが病んでいってしまうという現状があります。先生の実践されていることと真逆で、子ども達を縮 ませ、固まらせてしまっています。「子どもを入れたい学校か」ということを考えます。子どもの持っている能力を決して壊すことなく、引き出す、伸ばす教育です。先生が、生き方あり方の見本を示してくださっています。先生に凧の糸を強烈に引っ張っていただいて います。先生に少しでも近づき、自分も関わった子ども達の糸をしっかりとつかみ引っ張っていきたいと思います。
 関わった子ども達の「できる」に目を向けて、伸ばしていこうとする中で、勤務校では、卒業生の就職に変化が出て きました。大人の間違った常識の判断で、自分は「だめだ」「できない」とずっと思わされ続けて来た子ども達ですが 変わってきました。一般的な教師の見立てでは、就職できないかできてもすぐに辞めると思われていた生徒が何人も企 業から内定をいただき、続けて勤めることができています。大人が作り出した世界に、子ども達は大きく左右されると 思います。子ども達には無限の可能性があります。私は、子ども達が最大限伸びていけるような環境を守り続けていきたいと思います。  
 このような良いサイクルを維持することは並大抵のことではないですが、先生が仰っている2倍、3倍のスピードで 働き頑張りたいと思います。1人革命を理解してくれる同僚もいます。それが多くに波及して、鳥が飛ぶよう循環無端と なるようにやっていこうと思います。これからも、ご指導よろしくお願いいたします。

 

相手の動きと一体化していた剣の動き、調和の大切さを感じた  山形 公務員 51歳 男性 AH

 宇城先生、ご指導いただきありがとうございました。今日、一番感激したことは、「剣の奥義」を見せていただいたことです。剣道でも「出ばな技」がありますが、相手の打つタイミングを読んだり、誘いをかけるなど相手を動かして打つものなので、根本的に違うと感じました。剣道の打ち方では、相手よりも先に当てることが出来たとしても、相手の身体は死に体とはなっていないので、相手の方が早く当たる可能性もあります。確実に相手より早く当てる保証がない。だから、びびるんですね。それに対して先生は、先を取り、相手を死に体にしているので、既に勝負ありの状況。 しかも、打てば、相手の竹刀の軌道が中心からそれていくという、おまけまでついている。舞のような美しい動きは、まさに映画の一コマのようでした。相手の動きと一体化してたことも印象的で、調和の大切さを感じました。