2015年 仙台 第2回 (2015.5.17)

日々、新たに日常を過ごす上でのヒントを得られた  東京 医師 男性 40歳 TF

 今回も自分の行動を振りかえり、 また日々、新たに日常を過ごす上でのヒントを得られました。
 体験では、体感する重さが変わったり、帯が伸び縮みする様子を目の当たりにして現実として違和感なく、心に入ってきました。 服の着方ひとつとっても、身体の強さが変わることも驚きでした。
 また集団で誰かひとりでもよこしまな考えや行動をとれば集団そのものも弱くなることや、逆に、一人でも礼を重んじ、気につながる行動により集団ががらりと雰囲気含めて変われる、ということを体感しました。
 宇城先生がいつもおっしゃる『一人革命』をまた違った形で表現していただき、腑に落ちることしかりです。が、腑に落ちるだけでなく、心から実感できているか、毎日、積み重ねです。
 その中でも印象に残ったのは、『片手間に』『先をとる』という表現で説明されたことで、これまでは嫌なことでもやることだけはしてきましたが、心の中では嫌々やっていたり、躊躇しながらも考え直してやっていたりと、考えてみれば、居ついてやっていたわけで、それならやらない方がましというか、やるなら考えるまもなくやる、としなければ意味ないことを実感しました。
 『片手間に』スピードをもってやれば、考える間もないでしょうし、それを繰り返しやっていれば、自ずと仕事も日常もすべて『先をとる』ことにつながり、ひいては『一人革命』を自分の周りから起こし、道塾生同士の『一人革命』の輪がつながれば、日本・世界を変えていける、ということにつながるはずです。先ずは、考える間もなく、行動していくことからはじめていきます。

 

一人革命の重要性をあらためて感じられた  埼玉 会社員 男性 45歳 MS

 今回の講義では、集団のなかで、一人がきちんとした礼をすると、集団の力が強くなり、逆に一人でも、いい加減な礼をすると集団の力が弱くなるという実技が目からウロコでした。
 他人が見てなければ分からない、と思ったら大間違え。いい加減な行動は、その場の全体の空気を変えてしまう。これを自分の仕事に置き換えて考えると、どうせこの組織は・・・などと不平不満を言わずに、自分一人だけはやるべきことをやるということです。不平不満を言っているうちは、自分が何もしていない証拠。 逆に自分がやるべきことをやっていれば、組織も良くなっていくと思いました。
 自分が変われば周りも変わる。他人が見てようが見ていまいが、やるべきことをやる。一人革命の重要性をあらためて感じられた講義でした。今回も素晴らしい学びができました。ありがとうございます。

 

「すべては心が決める」「自分が変われば、周りも変わる」と実感  宮城 主婦 女性 57歳 RK

 「これまでの常識が正しいとは限らない!」
 道塾では、目の前でこれまでの常識では信じられないことが起きるのですから、そして自分も実際に体験させていただくので、毎回ビックリしてしまうのですが、信じないわけにはいきません。そして、人間の潜在能力の可能性にうれしくなります。
 先生に気を通していただいたときには、とても安心感があります。 普通、両足を押さえられたら前へ進むことはできませんが、気を通していただくと不思議と安心して、「できる!」と思えるのです。そして両足を押さえられていても普通に前へ進むことができてしまいました。力も入れずに。不思議、不思議!と思いながら、楽しくなりました。

 また、今回おもしろかったのは、12、3人の男性がガッチリ組み合って集団になった所を、前から一人が押してみる実技でした。 普通に考えたら、一人で押せるわけがないのですが、気を通されると一人で12、3人の集団を押すことができてしまいました。また、その集団の中の一人が「頑張ろう!」と言うととたんに弱くなり、押されてしまい、また、集団の中の一人が、礼をすると急に強くなり、押すことができなくなりました。
 「1人が変われば、みんなが変わる!」 みなさん、体験された方も、私も含めて目の前で見ていた方たちも感動されたことと思います。すばらしい!! 感動的な実技でした。ありがとうございます。

 少し前のこと、素敵な言葉が私の心に届きました。 妹と二人で父の付き添いのため病院へ行った帰り、妹が薬局で薬を待っている間に聞こえてきたという言葉です。
 お嫁さんとみられる素敵な女性が、お姑さんらしき高齢の女性に「自分の母には何もできなかったので、させていただくという気持ちで、お世話させていただいている」と言っている言葉が聞こえてきたそうです。私と妹はハッとしました。もしかしたら私たちは、両親に対して、やってやっているという気持ちでいたのかしらと。そんなつもりはなかったのですが、どこかにそういう気持ちがあったのかもしれません。振り返れば、その頃、父と衝突することが多かったので。それから、自分の気持ちの持ち方を変えたことで、両親の介護に対して、自分の気持ちがとても楽になりました。そして、両親と衝突することもなくなってきました。
「すべては心が決める」「自分が変われば、周りも変わる」と実感しています。

 今回の一人革命の実技を通して、より一層実感しました。これからもっと良い方向へ変わっていけるよう、自分の気持ちから変えていき たいと思います。また次回の道塾を楽しみにしています。ありがとうございます。

 

ぶれることなく世のために実際に行動する人間でありたい   岩手 自営業 男性 44歳 ON

 柳生兵庫助を題材に武術の本質を解説いただき、とても引き込まれるように話を聞かせていただきました。気で打つ、気で剣を止める、など道塾で体験させていただいていることが武術の歴史を継承する技であるということ。さらに第3者にまでその技を再現させるというのは歴史的にもありえないことだということ。
 改めて宇城先生に直接ご指導いただいていることは奇跡に近いことなのだと本当に有り難く感謝の心で一杯です。「柳生兵庫助」は早速書店に注文いたしました。学びを更に深めていきたいと思います。
 瞬時に体が重くなったり、帯が伸び縮みしたり、2対4で綱引きをしても互角だったりということは現代の我々の常識では考えられないことです。
 宇城先生はそのあり得ないことを目の前で体験させてくださいます。その体験を通じ我々がすべきは、正解やハウツーを求めることではなく、師の心を素直に感じ取り、その奥にある深さを追い求めることだと思います。そのプロセスにこそ「戦わずして勝つ」という境地が見えてくるのでないかと思います。
 集団が円陣を組んだりその一人が気合を入れたりすると弱くなってしまう。一人が礼をするだけで集団が強くなる。武蔵の言葉に「神仏を尊べど、これを頼まず」という言葉がありますが、「俺が俺が」ではなく日常の礼や祈りを通じて感謝の心を捧げること。その感謝の心で日常生活を生きること。それこそが一人革命だと思います。非力で小さなことしかできませんが、ぶれることなく世のために実際に行動する人間でありたいと思います。

 今回特に印象に残ったことがあります。 5人の男性の列を女性がタックルの姿勢で押した時のことです。 私はその最前列で相手をさせていただきました。その方は去年までは気を入れていただいた時も何となく自信無さそうな雰囲気をだされる時がありました。 今回も大丈夫かな?と思った瞬間、支え処のない力がぐわーっと体を突き抜け、いとも簡単に押されてしまいました。
 気を入れていただいた時の彼女の表情が昨年までとは違い自信に満ちていたのが印象的で、とても嬉しく感じました。
 仙台は長年継続される方が多く、お互いの成長を感じ合うことができます。塾生同士が自然に心で繋がっているのだと思います。こんな素晴らしい学びや出会いは道塾以外では考えられません。
 今回もたくさんのエネルギーをいただきました。宇城先生に心から感謝いたします。次回もまたよろしくお願いいたします。