2014年 大阪初級(前期) 第3回 (2014.3.4)

謙虚になる事の難しさを改めて感じました   京都 医師 28歳 男性 TK

 道塾3回目ありがとうございました。2回目から3回目の間で謙虚になる事の難しさを改めて感じました。何が謙虚さの邪魔をするかというと、やはり自分の自我なのだと思います。自分が「こうしてやろう、ああしてやろう」と思えば思うほど、周りとの調和が失われ、謙虚さがなくなり、衝突が出現してしまう。そのような癖が身に付いてしまっている事を見せつけられました。今回の道塾では、その一つの脱却手段として、正座と祈りが挙げられていたと思います。頭でいくら調和しようとしても、それは自分の頭の中で作り出された、かりそめの調和であり、体はついていかない。逆に頭では気づけなくても体では気づけている調和がある。それが正座や祈りで強くなるという事実を通して示されているのだと思いました。まずは時間を見つけて正座と(なるべく無心の)祈りを心がけていこうと思います。

 

「気」というものの凄さ、影響など改めて実感   大阪 教員 26歳 男性 KM

 大阪道塾初級が始まってから、Nさんの回復の様子を見せていただいて、1か月ごとにどんどん歩けるようになっていくNさんを見ていると、本当に不可能なことはないのではないかと思うほど、勇気や、希望が持て「気」というものの凄さ、周りに与える影響などを改めて感じました。いったいどこまで回復するのか、医学がひっくり返るのではないかと思っています。
 前回の道塾で教えていただいた正しい正座で背中が真っすぐになり背中の痛みが和らぎ、 姿勢が良くなったように感じています。歩いているときも自然と胸を張って歩いている気がして今後も続けていけば自分のなかで何か変わるのではないかと思っています。正座をあまり長い時間できない塾生を見ているとやはり部分だけを鍛えるトレーニングよりも、統一体を目指す必要があると感じました。教えていただいたことを今後も続けていき、少しでも自分の成長につなげていきたいと思います。

 

正座のすごさがよくわかりました   大阪 教諭 52歳 男性 IK

 今回は正座のすごさがよくわかりました。姿勢を正すこと。よく時代劇で武士の子供がきちんと正座をして四書五経の素読などをしている場面がありましたが、日常的に正座や正しい姿勢で暮らしていたからこそ、武士道と言われる世界からも称賛される精神が育まれたのですね。私も今まではつい、楽な姿勢をとっていましたが、これからは意識して腰骨を立て、姿勢をただしていきます。ありがとうございます。

 

内なる力・可能性を引き出すことを実感   滋賀 教諭 39歳 男性 NT

 事理一致の稽古が、内なる力・可能性を引き出すということを、強く実感することが出来ました!!古くから大切にされてきた日常の所作に秘められた素晴らしさに、もっと気付きを深めたいです。先ずは正座から!!自分の弱さや愚かさと正面から向き合い、自分の内側に眠っている力を引き出していきます!!次回も楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

日本人の内面を引き出す身体的能力には驚き   大阪 管理監督 50歳 男性 IK

 ニュートンの法則、常識固定観念、思い込みの世界宇城先生が声を大にして、我々に懸命に教えて下さった事は、私の財産にしていきたいと思います。実技では、正座の持っている力、我々日本人の内面を引き出す驚きの身体的能力何時も、驚くばかりです。また負傷した弟子を見捨てることなく、回復への献身的な手助け等人として立派で凄すぎて圧倒されました。少しずつでも宇城先生に近づくためにも努力していきたいと思います。

 

日本人に秘められた力を実感しました   大阪 教諭 26歳 男性 DK

 宇城先生、このたびはお忙しい中、御丁寧にご指導いただき誠にありがとうございました。
 今回もっとも印象に残っていることは『正座』の重要性です。正しい正座をした後では、腰が柔軟になり歩く力が増す事を実感できました。私は日頃から正しく座ることをこころがけていましたが、立つ際には足が死んだ状態になっており、正しい姿勢が保てていないことに気づきました。 昨日教えていただいたように体を内から絞るように意識して立つとその後、大きな力が安定して発揮でき、日本人に秘められた力を実感しました。正しい姿勢や型を習得することはまさに事理一致の稽古であるのだと気づかされました。今日からはいっそう、日常生活における所作や姿勢を磨いていこうと思います。
 また、人間の細胞は100億個、昆虫は100万個であるのに人間に見えないものが昆虫には見えるという例え話しをされていました。人間は本来備わっている力を自分の知識優先の考えで発揮できてないことをわかりやすく理解することができました。損・得を考えず行動できる「人間としてのスピード」が自分には足りていないと気づきました。スピードが足りていないのは自分にエネルギーがないからであって、エネルギーが足りないのは自分に覚悟が足りていないということだと思います。教師としての自分の使命や果たすべきことをもう一度見つめれば、生きることへの覚悟ができ自分の行動は自然とかわっていくものだと思いました。さらに、実践では、祈る姿勢、聞き手を逆に組むなど、さまざまなパターンで力の発揮する度合いの変化を検証されていて、やはり不自然な型や私利を含んだ心では力が発揮できないのだと実感しました。
 今の世の中はどんどん力が発揮できない人間を育てているような気がしてなりません。利益至上主義や欧米に偏った生活様式などがその例です。生徒たちから『これをやったら何点もらえますか?』という質問を耳にしたこともあります。まず、人のために正しい事を自然と実践できる心を育てることが教師としての一番の役割だと思います。人間は完成された体で生まれてきていますが心は未熟です。もう一度心を育む重要性を心に留め、指導に当たっていきたいと思います。
 道塾初級も半分の3回を過ぎましたが、まだまだ、自己研鑚が足りていないと痛感させられます。少しでも、自己を改革できるよう、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。