2018年 熊本 第1回 (2018.2.2)

私は道塾で何を学ばせていただいているのだろうか?   山口 会社員 51歳 男性 NE

 私は道塾で何を学ばせていただいているのだろうか?
 このことは、この数年何度も自分に問いかけてきたことでした。そんなことすら分かっていなかったことは本当に恥ずかしいことだと思います。自分は学ぶことができるのだろうかという気持ちもありますが、とにかく参加を許していただける間は、この場に通わせていただこうと思っています。私は学ぶということが根本的にわかっていないのだと思います。少しづつでも、何かを身につけていければと思っています。

今回は教えていただいてきたことの意味がほんの少しだけわかったように感じました。
今が未来を変えていくということ。 変えるとはどういうことなのか?
自転車に乗れるようになるために必要なことは転ぶこと。
正座、挨拶、横着とはどういうことなのか?
現実で「自転車で転ぶ」ということはどういうことなのか?
それは実際にやってみなければわからないことだということ。
道塾で行い、自分の変化を検証したこと、それを持ち帰って自分の生活で行った時に感じること。
できたと感じた時と、ダメだったと感じた時の違い。
日常で繰り返すことでその感覚が少しだけわかってきたように思います。
例えば、正座の時の手の形について教えていただきました。拳をももに置く、手の指を広げてももに置く、手の指を揃えてももに置く、これは実際にやってみると全て感覚が違います。そして、手の指を揃えた時が最も気持ちがすっきりとし、背筋が伸び、前をしっかりとみることができると感じます。

 私は自宅で携帯で人と話すことが多いのですが、これまでは寝転んで話していることが多かったのです。集中力がなくしっかり対応できないことも多かったように思います。ふと思い立って、正座かあぐらで話をするようになってから、以前よりもしっかり相手と向き合うことができるようになってきたように感じています。
 私は郵便で配達の仕事をしていますので、お客様とお会いする機会が1日に何度もあります。正直なところ、私は対人関係が苦手でできるだけ避けたいという気持ちがあります。お客様への挨拶もしっかりしようとするけれど、どこかおざなりだったように思います。
 今回の道塾から戻ってから、最低限でもお客様にお礼を言うときに、しっかりとお客様の方を向き挨拶をするようにしています。すると驚くほどお客様の反応が変わったように感じ、驚いています。

 今感じている感覚を、教えていただいたことを日常での実践を通して、いろいろな場面で伸ばしていけるよう、取り組んでいこうと思っています。そして、うまくいかなかったことは、自転車で転んだことであり、自分の横着さの表れと思い、次回の道塾につなげていこうと思います。
 今回も本当にありがとうございました。

 

素晴らしい師の姿を映して少しでも成長できれば  福岡 秘書 68歳 女性 YN

 宇城先生、今回も数々の実証を通してのご指導誠にありがとうございました。
 「強い心と強い身体は統一体であり、調和や自立に繋がるが、弱い心と弱い身体は部分体であり対立や依存を生じる。」という先生のお言葉が印象的でした。「強い心」というのは無意識の利他行動であり、滅私奉公ができる心であり、その強い心は先生そのものだと思います。私には到底到達できない域でありますが、素晴らしい師の姿を映して少しでも成長できればと思います。  

 正しい正座のご指導がありましたが、先生の正座の美しい姿に、正しいことは美しい、美しいことは正しいのだとつくづく思いました。日本の伝統的な所作は本当に美しいと思います。西洋に迎合して捨ててきた日本独自の文化や習慣を見直して原点に戻らなければ、先生がご指摘されたようにアジアの途上国と言われていた国々から置いていかれ、誇れるものが何もない国となってしまいます。
 政治家の言動からも日本人であることが恥ずかしいと思うことが度々ありますが、「ひとり革命」で個人個人が成長するしかないと思います。

 余談ですが、80年前に書かれて今若い人にも漫画本としてブレークしている吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』の中で、「人間が本来、人間同士調和して生きてゆくべきものでないならば、どうして人間は自分たちの不調和を苦しいものと感じることができよう。(中略)人間が、こういう不幸を感じたり、こういう苦痛を覚えたりすることは、人間がもともと、憎みあったりすべきものではないからだ。」というくだりがあります。これは先生がおっしゃる統一体、調和・融合が本来の人間の姿であることを示していると思いました。

 毎回新しい気づきをいただきながら自分の弱さ、脆さ、いい加減さ、横着さを感じずにはいられません。もっと変わりたいと思っています。これからもご指導よろしくお願い致します。

 

統一体は自立につながり、自立した個から調和の世界が生まれる  
                                      福岡 メンテナンス業 38歳 男性 YY

 過去に例を見ない速さで変わりつつある世界において、日本もそれに追従するように変わり始めている。働き方改革、企業の副業・兼業解禁等、一見すると働き手にとって今までよりも良いことの様にも思えるが、実際は国が国民を突き放したとも取れる厳しい時代に変わってきている。
 国も先を見据えた明確な指針があるわけでもなく、気付いた時には既に勝負は終わっていて、もはやいくら頑張って挽回しようともどうにもならない状態。
 そのような時代においても、現実としっかりと向き合いつつも、周りや易きに流されない強い心を持ち、自立して生き抜いていく気概や姿勢を、今回の道塾で教えていただけたように思います。

 強い心、豊かな心は統一体を作り、統一体は自立につながり、自立した個から調和の世界が生まれ、反対に弱い心・横着な心からは部分体が生じ、部分体は依存につながり、依存した個からは対立しか生まれないということを丁寧に教えていただきました。

 「今」という時間は過去・現在・未来から成っており、過去・現在が未来を決めることを正座と体操座りから立ち上がった後の身体の状態を比較することで体験させていただきました。
 手の置き方ひとつ変えるだけで、身体の感覚が全く違うことも体感しました。
 宇城先生が学校で体操座りをさせられていても、家で正しい正座を積み重ねていけば良いと仰られた時に、長女が幼稚園で体操座りをさせられていることを思い出しました。
 これからは家でも正座を取り入れ、日々積み重ねてまいりたいと思います。
 今回も多くのご指導をくださいまして、誠にありがとうございました。

 

今回も新鮮なエネルギーをいただきました  大分 地方公務員 49歳 男性 KH

 昨年10月以降、今年初めての道塾で久々でしたので、楽しみにしていました。
 開始前に行われた事象が力の概念を覆すもので驚きでした。男性二人が片方から机を押す動作で、先生が動作で「力の向きを反対側にする」と、途端に押せなくなってしまう・・・さらに、二人の背中を違う二人が押しても前に押すことができない。

 今回のセミナーも「今までの非常識が常識」と感じるものになりそうだと感じられました。
 塾生の男性二人がガチンコ組手した時は「痛そう」「対立している」の感じでしたが、塾生一人が同じ力で先生に向かったその一瞬、先生の左拳が塾生の胸に当たっていました。先生の動きは緩やかに見えましたが、余裕で先に当てている・・・会場内は優しい空気に包まれていました。まさに「調和」でした。  

 体育座りと正座の違いの実証では、圧倒的に正座した方が力・エネルギーがありました。子どもにも伝えていかねばと思うと同時に、家庭や教育現場での正座の積み重ねが必要で、日本の未来を変えていくものと思いました。言葉でなく、実践させることが子どもたちの考える力を育てていくものと感じました。  

 最後に教えて頂きました正しい正座の仕方、指を揃えること、常に実践して参ります。  カジノ法案可決による治安悪化の懸念、九州では佐賀県が有力という情報・・・日本人はただでさえパチンコ依存している人が多いのに、政治家はさらに人間力を低下させてしまうことになることもデメリットとして想定しているのかと将来が不安になります。子どもを育てている親御さんにぜひ宇城先生の考えやエネルギーに触れてほしいと思います。

今回も新鮮なエネルギーをいただきました。「身体は内なる気に応じて動き、内なる気は心の向かうところに応ずる」、正しい前向きな心を持ちたいと切に思いました。職場で苦手な方とも「心あり」で接することが自分自身の稽古の一部ととらえて参ります。  
 今後とも厳しいご指導を宜しくお願い致します。

 

本当の意味で私たち自身が自立しなくてはならない  山口 自立支援施設臨時職員 32歳 男性 SA

 道塾開催前の自分は、エネルギーが低下し元気ややる気がなくなりかけていました。しかし先生のご指導を受けることで、自然と笑顔が湧き上がり、先生の愛情、ご指導の有難さを肌を通して感じ、「今のままではいけない。もっと自分の心が変わらなければ!頑張らなければ!!」と熱く思いが湧き上がってまいりました。

 先生が伝えようとされていた、幸せになるためには、本当の意味で私たち自身が自立しなくてはならないという教えがどの実践、検証やご講義に共通していたと感じました。

 労働環境の変化やレベルが上がっていくアジア諸国の現状、その中で日本はどんどん取り残されており、私たちは狭い視野しか持てず、いいように操られてしまう奴隷に成り下がり、自分自身よりレベルの高いものには理解できないと言って見向きもしなくなっているという現実を先生に教えていただき、私たちを取り巻く環境は私たちの想像以上に厳しいものになっていることを知りました。
 では、その中でどうすればいいのか。その答えは、私たちの師匠以外、誰も持っておりません。

 先生が白板に示された、自立に向かう道と依存に繋がる悪循環は何よりも説得力がありました。
 豊かな心と強い身体が自立、調和に繋がり、弱い心と弱い身体は、依存や対立に陥るしかない。検証を通して実証していただいた私たちが出来ないという結果、事実は、私たちの心と身体が弱く、依存と対立の世界にいることを証明するものでした。 

 一方想像も及ばないことを可能にしたり、見るものを心から惹きつける先生のお姿は、人間としての大いなる可能性を私たちに示し、どの道を進めばよいのか、どこに迎えばよいのか、荒波に飲み込まれそうになり今にも沈みそうな私たちのような小さな小さな船を、希望とエネルギーを持って導いてくださる、光り輝く存在そのものでした。

 先生の貴重な教えを頭で理解しようとする自分自身は、部分体ゆえに何にも理解できていないことに講義を通して気づかせていただきました。先生の教えを理解するとは、頭でなくひたすら実践を通して身体で感じ、心で感じ、染み込ませていくものであること。それを日常でしていかなくてはならない。

 講義中、先生に「スイッチを切る癖がある」と仰っていただいたことは、私にとって貴重な財産です。
 私はどうしても自分の世界にひきこもり、自分が楽になりたいとか、我や欲を根源に物事を見たり、望んだり、行動してばかりでした。先生のような世界にひとつしかない、人類にとって希望となる大変貴重な教えを賜っても、その意味を自分に染み込ませることが全く出来ていないと反省致しました。

 先生は、自分のためではなく、全てが真心から他の幸せを願い、実践そして行動をされています。 自分も先生のような心ある人間になりたい。それが自分の進む道であり、日常を生きていく指針であり、エネルギーとなっています。

 我欲にまみれ、悪循環に陥っている自分を救い変えてくださるのが、先生から教えていただいている教えと実践であり、一人革命です。

 このままではいけない。絶対もっと変わるんだ! 変わり、先生に少しでも自分もついていきたい!それが私が生きていく最高の喜びなんだと、そう気付きました。

 結果ばかりに気を取られ、右往左往するのではなく、この今自分が歩んでいる時間、プロセス、心を変えていけるよう、先生の教えを少しでも自分の細胞に染み込ませられるよう、今年はさらに精進していきたく思います。

 

心で行動しこれからも進歩成長していきたい    長崎 漁業 43歳 男性 MM

 毎回道塾では自分の潜在意識のエネルギーに気付かせてもらえるので謙虚に自分と向き合うことができ、今を大切に生きる大事さ大きな愛を教えていただきます。
 今回もまさに新たな自分の発見や本当の謙虚さを身体を通して気付かせていただきました!

 今まで自分が頭で考えていた謙虚とは横着だったということ、時間が止まっている頭で考える意識は何にもならないんだということを、身体は先にわかっている事を実践で気付かせていただきました。 私が横に寝て、4人の人に両腕、両足を掴まれていて、動こうとすると抑えつけられてしまいます。
そして先生が「時間を止めるから」と言われた瞬間身体が固まって、私を掴まえてる4人も離した状態で何にも掴まれてないのに動けなくなりました!
動きたい意識はあるのに動けない。意識ではどうしようもないということを気づきました!
そこまで自分のレベルをあげて進歩していかなければならない!
姿勢を正し自然体に謙虚に生きる事
進歩成長とは、変化する事
変化するとは、深さを知る事
深さを知るとは、謙虚になる事
謙虚とは変化 深さの上に成り立っていると言う事
心で行動しこれからも進歩成長していきたいと思います。