2014年 熊本 第1回 (2014.1.31)

この今は無限に広がることを教えていただいた   福岡 看護師 36歳 女性 EM
 2014年第一回熊本道塾に参加させて頂き誠に有難うございます。
 私という命の存在があります。原子・分子の目には見えない世界があります。そして身体を通して目に見える世界があります。目に見えるこの今。目に見えない今がある。その今は無限に広がることを教えていただきました。
 目に見える世界ばかりを意識して生きておりますが、その意識を見えない世界に向けた時、人はどうやってきているのかを見ることができました。気持で生きているのだということです。
 先生から頂いた空間の中で私はいろいろなことを想像させて頂きました。それは今という時間の中で感じた気持が物語っていました。人は人を思い生きているということ。今は思いの世界なのだと感じました。人を思えないということは、今がどんどんなくなるということ。人が人を思う世界が広がれば今はどんどん広がるということ。失いかけている時間。取り戻すには、思いが必要なのだと。だから一人革命なのだと改めて示して頂きました。
 思いが伝われば思いが動く。命という目には見えないエネルギーは繋がって、繋がって、連鎖して形となって現れる。その命の繋がりは常に新しく生まれ変わっているということを学びました。その生まれ変わる命を信じ、未来へ繋げていこうと思いました。
 先生から頂いた時間の中で、先生の話される思いを感じた私は、私もこの思いを伝えていこうと思いました。もの凄い・・・・としか言葉で言い表せない時間を感じました。
 貴重なお時間を本当に有難うございます。

 

常識の延長線上にはない気の世界を体感   福岡 ビルメンテナンス業 34歳 男性 YY
 今回、宇城道塾に初めて参加させていただきました。
 冒頭、宇城先生は今起こされている著書の内容の説明から始められ、数式を使った0と無限大のお話をしていただきました。その内容は明快で、すぐに腑に落ち、初参加でしたが変に緊張することもなく、気が付けば講義に引き込まれていました。
 IPS細胞とSTAP細胞、サヴァン症候群、脳などの科学的なお話、気の武術史の系統や、沖縄の基地問題から外交問題、さらには2050年の未来予測までと、私達の身近なテーマから国家レベルまでのお話を、気の観点から解きながら、幅広く奥深い講義をしていただきました。
 中でも、左脳の障害によって、右脳しか働かなくなった女性の、世界の見え方や自他や周りとの境界がなくなるといった体験談と、昔の巨匠と呼ばれた画家の描いた本物の絵は右脳優位で創られたものであるが、美大の絵がダメになったのは、競争を導入した結果、左脳優位の創作になってしまったのが原因であるというお話が印象深かったです。
 「いまを拡げる」事の意義を解かれた後、その例として、人とハエの光の波長に対する感度、解析度の違いや写真で写したプロペラのお話をしていただいたお陰で、頭だけではなく、感覚で理解することが出来ました。武道の達人の世界とは「いまを拡げた」結果、初めて到達できる境地である事が分かりました。

 実際に身体を使った訓練は、そんな事出来るわけがないと思う事が目の前で実際に起きる、驚きと不思議さの連続でした。二人一組で上から肩を押さえつけられた状態で、宇城先生に気を入れて頂くと、簡単に立ち上がることができたり、棒で仕切られた左右のグループで分けて気を入れる事で立ち上がれる人とそうでない人ができてしまったり、その他にも男女で分ける、一人だけに気を入れるといった、私達の常識の延長線上にはない気の世界を体感させていただくことができました。
 また、指で押した方向とは違う方向に作用したり、男性七人掛かりで抵抗しても宇城先生が軽く触れただけで、後方の人にも力が伝わり、手を離した後でも、一度気が掛かると何人いても抵抗することができないといった体験をさせていただきました。
 気を入れる時の宇城先生は力を込める素振りも全くなく、寧ろ笑顔で顔見知りに挨拶をしているような感じだった事や、大勢に取り押さえられた女性の方も、宇城先生に気を入れられると、何事もなかったかのように自由に動き回っているのを目の当たりにして、本当に筋力が違うとか、年齢がどうだとかは関係がない事が分かりました。
 気を入れられた時の身体の変化がよく分かったのは、二人一組でお互いに背中のマッサージをした時でした。気を入れる前は背骨があり、肋骨や筋肉があって、ゴツゴツと手に当たっていたものが、気を入れた後は、ゴツゴツした感覚が消え、手の動きに合わせ身体がグニャグニャと動きだし、胴体が水風船になったように感じられました。その後、正座をした状態で手を合わせただけで、特に相手を投げてやろうと考えなくても簡単に投げ技が出来てしまいました。
 
全体を振り返ると、他の塾生の方には、気を入れられた事や技が決まってる事が分かる方もおられましたが、私は頭で考えてしまいすぎるのか、それとも鈍いのか、実感がないけど出来てしまった、技が掛かってしまっていたという事の方が多く、もっと変化への感度をあげていかなければいけないと思いました。
 最後に、このように気を実際に体感でき、気の可能性に触れることが出来る機会をいただきました事、宇城先生、そして宇城道塾事務局の方には本当に感謝申し上げます。第2回以降の宇城道塾も楽しみにしております。引き続き、ご指導をよろしくお願い申し上げます。