2015年 岡山 第2回 (2015.5.26)

まず、自分が変わることから始めなければ   岡山 会社員 男性 60歳 TW

 毎回驚く事ばかりです。先生に気を通していただき、出来る事も気をはずされると、たちまち出来ない。「出来た事というのは、人間が本来備えているものである」と、先生は言われました。 大人の余計な知識がもたらす弊害だと、子どもは邪心がなく子どもにはできて、大人にはできない。
 最近、日本の文化が軽んじられている。長きにわたり造り上げられた日本文化。世界に誇れるものなのに、日本の古いものはだめ、外国から入ってきたものは無条件でよしとする風潮。 相手を論破したり、力の強い者が優秀で強い、そんな考えをした人間が多い。先生のお話をお聞きして、目の前でそうじゃないよという事を検証され、ただ、ただ、納得です。 まわりに、「あなたのやっていること、言っている事は違うよ」と言う前に、まず、自分が変わることから始めなければと思いました。
 武士の時代から行なわれていた「正座」、正座は地球より重力をうけ、人を強くする。あぐらは弱く、学校で子供たちが行っている座り方の弱いことを検証され、ただ、ただ、ビックリしました。
 次回の道塾でどんな気づきがあるか大変楽しみです。

 

一人革命、心をぶらさずに取り組んでいきたい   広島 教諭 男性 37歳 NK

 今回は仕事の関係上、少し遅れての参加となりご迷惑をお掛けしました。遅刻することを道塾の事務局に連絡したところ、とても気持ちの良い対応をしていただきました。氣の通っている組織にはよい人が集まる。
 今回の岡山道塾に遅れて参加して、部屋に入った時にその部屋の氣に圧倒された。
 塾生の皆様の真剣なまなざし、迫力。これは塾生と宇城先生が調和されているからだと感じました。これも宇城先生から発せられる氣が塾生に伝わり、調和している。
 私の授業や野球部の指導でこのような氣の通った状態が果たして作れているだろうか。いや作れていない。指導者の発する氣、オーラ。まだまだ。
 体育座りは見栄えはいいが一番弱い。正座が正しい座り方。その姿勢でいるだけでオーラがある。
 5人の人につかまれ1番前の人を引っ張る。普通は引っ張れない。しかし、「頑張ろう」と気合を入れるとその集団は弱くなる。部分だけではだめ。他の4人は「頑張ろう」と気合を入れる。一人だけ氣の通った“礼”。これで全体が強くなる。一人の力が全体に影響する。人間一人ひとりには大きな力がある。できないと思っていてはいけない。
 「一人革命」一人では勇気がいるが、この場で学んでいる塾生の方々から勇気をもらえる。組織に立ち向かうのではなく、組織の中で自分だけは宇城先生の教えを守り、調和しながら周りを変えていく。
 二人に足を抑えられると「歩けない」と勝手に頭が判断してしまう。しかし、氣を通してもらうと難なく歩くことができる。自分にはできる力があるが、何か障害があるとできないと勝手に思い込んでしまう。これは戦後GHQが我々日本人を扱いやすいようにした教育に操られている。私たち教師もそのあたりを理解し、正しいことを伝えていく必要がある。
 「正座」日本人なら当たり前。だが正しい正座をわかっていない。正座は指を揃えてつける。あぐらでは手のひらを上にする。知らないことばかりである。それなのに生徒にはわかったようなふりをする自分がいる。もっと学ばねばいけない。
 人に流され、自分を持たないことが一番弱いと思う。自分はできるという自信を持つこと。自分には可能性があると自信を持つこと。宇城先生がやって見せることで自分もできるような気がしてくる。自然は素晴らしい。そのエネルギーを感じることが大切。「今ここは動いていますか、止まっていますか」 宇城先生の質問に頭で考える自分と 「今ここは止まっている」と自分では動いていることを証明できないから、「止まっていると思う人」と言われて手を挙げた。素直な自分が出た。
 新幹線の中、飛行機の中と同じ。そういった乗り物に自分は乗っている。そのことに気づいていない。頭で考えると、自転と公転をしているのだから地球は動いていると考えがちである。頭で考えると部分体になる。体で感じ、実際に自分で体験したことを大切にしていこうと思った。
 宇城先生に氣を通してもらうと、できる自分に出会う。そうすることで体の中からエネルギーが湧いてくる。そういう状態で生徒に接すれば、その氣は伝わり、生徒にもエネルギーが湧いてくる。そうすることでその組織、チームが元気になる。そのための一人革命。心をぶらさずに取り組んでいきたい。ありがとうございました。