2018年 名古屋 第5回 (2018.10.9)

あらためて統一体の力のすごさを実感   岐阜 教員 39歳 男性 KK

 名古屋から岐阜へ戻り今朝までに作成しなければならない書類づくりに取り掛かりました。ほぼ白紙の状態から企画案を具体的にしてまとめるものでした。当初の見通しでは徹夜してできるかどうか…、というものでしたが、アイディアや事業全体の見通しがどんどん湧いてきて、終わってみればわずか3時間でまとまりました。こんな状態の中で道塾を迎えてしまった仕事の進め方を反省しつつも、あらためて統一体の力のすごさを実感しました。

 今回のお話の中で、私自身だけでなく、日本の置かれている状況と、日本人の体たらくに非常な危機感を持ちました。このような状況にも関わらず、宇城先生はなぜこうまで私たちを見捨てず、依存させず、繰り返し、繰り返し伝えてくださるのか、宇城先生ご自身がより一層迫力を増していくのか…、今更ではありますが「すごい」としか言いようがないですし、その言葉でも全く足りないもどかしさを感じます。

 「統一体」の力は本当にすごいです。私自身の力では身体のレベルに落とし込むことはできませんが、宇城先生によって感じさせていただいたその力はずっと身体のなかに残っています。そこからくる思考、発想、行動はまちがいなく私の人生を作り上げています。毎日の小さな仕事の数々が修行そのものであるとの考えも、家庭での調和も、自分に降りかかる様々な出来事の受け止め方も、「良し悪し」「右左」「正解不正解」といういずれか一方に偏ることが少なくなってきました。
 先生のおっしゃっていた、現状における賛成反対、正解不正解の対立のなかに答えはない、という言葉がとても腑に落ちます。私自身は部分体ですから、目の前に起こることに対していちいちぶれて右往左往します。それでも私の中に宇城先生が感じさせていただいた「統一体」の力があるからなんとか前へ進んでいくことができるのだと感じます。

 私は今学校現場を離れて、学校以上に忖度がはびこる場所にいます。忖度できるかどうかが、業務上たいへん重要とされる職場です。こんななかで自分に一体何ができるのかと途方に暮れることもありますが、今日改めて宇城先生に勇気をいただきました。職場や職務や上司を批判したり、やたらと現状に不満を述べてそれらしい正論をふりかざしたりしても何にも変わりません。それよりも肚をつくって、勇気を養って、現状・現実と戦っていく以外にはないと思います。

 宇城先生は本当に「真ん中」を堂々と歩んでいらっしゃいます。右でも左でもない、上でも下でもない、力んだり怯んだりすることもない。だから戦えるし、大切なものを守れる、覚悟が決まる。多くの人がそのように歩き、そのようにありたいと願いながら、ぶれながら、部分体へ突き進んで狭い狭い世界へ向かっています。けれどそれが答えではないことも無意識にも多くの人は気づいています。ですが、師もなければ型もない、謙虚さも深さも知らないうちはいつまでたっても同じことの繰り返しです。深さも高さも出ません。

 宇城先生が繰り返しおっしゃっている「型」の大切さがようやく少し感じられるようになってきました。次は私自身が外に向かって「心を開く」ことが課題と感じています。プライドが高いのか、傷つくのがこわいのか、元来内向的なのか、横着なのか…。はやくそこから脱却したいです。
 いつも本当にありがとうございます。同時に多くの失礼をお許しください。
 今後ともご指導よろしくお願いいたします。