今回もっとも感じたのは、宇城先生のお人柄、魅力です。 福島の放射線被害の問題など、講義内容は非常に深刻で、私も深く受け止めなければならないことばかりです。そのような深刻な講義内容ですが、宇城先生からは悲壮感、焦燥感が全く感じられませんでした。先生は福島の問題に対してすでに行動をされていますが、そこからは力みも全く感じられません。これは先生が福島のことを、本当にご自身のこととして、愛情を持ってとらえられているからなのだと感じております。
また、先生のご講義は、時には厳しく、緊張感のあるものにもなれば、時には和やかな、ユーモア溢れる雰囲気にもなります。そのような講義の雰囲気は、先生の人間としての器の大きさがなせる技だと感じています。そのような先生のお人柄を感じると、何かとても楽しく、愉快な気分になっている自分がいました。今回先生が気によって私たちにご教示される現象も、感動的であり、心躍るものでした。深刻な話を聞いたばかりでしたが、気が付けば、心の底から笑っている自分がいました。
そして講義後は、「これから自分のできることをやっていこう」という気持ちになっていました。現在、世の中には様々な問題が溢れ、それぞれの問題で、賛成勢力、反対勢力がぶつかり合っています。そして一向にそれらが解決する気配はありません。原発の問題、集団的自衛権の問題、TPPの問題などがそうです。 そしてそれらは支配者によって仕組まれたものがほとんどで、私たちが賛成派、反対派に分かれて争うことが、 彼らのもっとも望むところであり、それによってまた支配が強化されるのだと感じています。賛成、反対と言っている時点で、もうすでに奴隷に成り下がっていると言えるのかも知れません。本当にものごとを解決する力は、宇城先生のように賛成反対を超えた器の大きさ、人間力なのではないかと感じております。
大口をたたいて対立を生み、行動が伴わない人間は周りに悪影響を与えることはあっても、調和を生みだすことはありません。目の前の人、ものごとに対して真剣に向き合い、自分の器をどんどん大きくしていく。 それ以外に世の中を調和に導く方法はないように思えてきます。偉そうなことを書いている私ですが、自分のことを振り返ってみると、反省ばかりです。 今回いただいた気づきを、行動に移して参ります。やるべきことは明白です。私も魅力ある人間になるべく、日々精進して参ります。今回も貴重なご指導をありがとうございました。次回の道塾でも、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。
冒頭でみせていただいたブラジルでの環境と開発に関する国連会議での セヴァン・スズキのスピーチは、恥ずかしながら初めて見ました。 帰宅後にインターネットで彼女事を調べ、9歳の少女がEnvironmental Children Organizationを 立ち上げ、12歳の時に自分たちで貯めたお金でカナダからリオへ行き、交渉の末環境サミットの場で あのような素晴らしい演説を堂々としたことを知り、大変驚きました。
大人が子供にしてはいけないということを何故大人はするのかという問いかけが特に心に刺さりました。 「この地球は、日本はどうなってしまうのだろう」 「自分に何ができるのだろう」 「自分は何をすべきなのだろう」 毎回、現在直面している危機を憂う宇城先生のお言葉を聞くたびに心に浮かぶ言葉です。
大宇宙の中で生かされている自分を自覚し、どう生きるかを学ぶために宇城道塾に通っていますが、これは永遠のテーマであり続けるのかもしれません。今回もあと一回を残すのみとなりましたが、次回も新たな気づきを求めて参加したく 思っています。どうぞ、よろしくご指導いただけますよう、お願いいたします。
今回のDVD鑑賞、そして宇城先生のご講話は今の私にはストンと腑に落ちるお話ばかりでした。 まず観せていただいたのは、私にとっては衝撃的なDVDでした。 自分の無知さ加減に反省させられるばかりか、今の日本はこのままでいいのか、 これからの日本はどうなるのか、人も自然も何もかもが不安に思えた映像でした。 時間的に少ししか観れませんでしたが、今の福島の現状を目の当たりにし、 正しい情報源の確保と、それを自分なりに咀嚼し、周りに伝えることが大切だと実感しました。
私ごとですが、動物が大好きな小学生の息子、そして、学校現場で働く私は是非、生徒にも観せたいと思います。 またそのあと観せていただいた12歳の少女のスピーチ。 これにも大変感銘を受けたと同時に、宇城先生が仰った 「このような子供を育てるのが教育」という言葉に背筋が伸びる想いでした。 今の学校教育の問題を鋭く突かれた言葉でした。 家に帰って再度、インターネットで見ましたが、12歳にしてあのスピーチは圧巻でした。
大人でも、私にもここまでのスピーチはできません。 できない大人がどのような子供を育てようと言うのか。 このままではいけないと、改めて一人革命の重要性を確認することができました。 「中心視野」と「周辺視野」。 このお話と実践は、我々が日常生活を送るうえで再考察しなければならないものでした。 今の自分をみつめてみると、あるいは今の日本、大人を見てみると、 多くが「中心視野」的な生き方で生活していることがわかります。
それが人と人との衝突、国と国との衝突を引き起こし、様々な分野で問題を抱えるまでに至っています。 「中心視野」が世の中の悪循環を招いていると気づかされました。 そうではなく、「周辺視野」的な生き方で生活することが、衝突を起こさず「調和」を招き、 問題や紛争を防ぐ手立てになることに早く気づかなければなりません。 今回の道塾は、大人として、教師として、そして日本人としてどのように生きてゆかなければならないか、 一筋の道がはっきりと見えた時間でした。 ご指導ありがとうございました。