2014年 大阪中上級 第1回 (2014.2.5)

田原本中学吹奏楽部 金賞   奈良 中学校教師 50歳 男性 YO

 先日の大阪道塾中上級で田原本中学吹奏楽部の話題をご紹介いただきまして、恐縮いたしております。吹奏楽部の顧問にお伝えしたところ、いたく感動し、関西大会にむけて勇気をいただきましたと感謝いたしておりました。さて、その関西大会ですがおかげさまで『金賞』をいただくことができました。出場させていただいたことが創部以来初めてであるにもかかわらず、いっきに金賞で町あげて、喜んでいます。
 受賞した生徒がお礼の報告に来てくれて「演奏中は宇城先生の教えを思い出し、他の人がソロの時は心の中で一生懸命応援していました。応援してくださっている皆様に感謝の気持ちを込めて演奏すると統一体になれたような気がしました。」と教えてくれました。やっぱり、子どもは進化、成長が早いです。
 学年、部活動を通して、先生の教えを伝えさせていただいていますと、最近、特に加速度的に学校が生き生きと輝いてきました。ありがとうございます。さらに、先生の下で学ばせていただき、修行に精進していきたいと思っております。これからもよろしくお願いいたします。

 

「細胞先にありき」奇跡の体験をしている   大阪 臨床検査技師 47歳 男性 NI

 『「思考」のすごい力』(ブルース・リプトン著)の紹介が先生からありました。その内容は、「遺伝子やDNAによってコントロールされているのではなく、細胞の外側からやってくるシグナルが、DNAをコントロールしている。強い思考は、細胞をコントロールしている。」というものでした。
 生物学と量子物理学を統合して得られたもので、純粋に生物学のみを研究していたのであれば、到達し得なかったであろうと話されていました。2つの学問が調和することでもたらされたのでしょう。
 従来の生物学では、とりわけ遺伝子の話になると、我々人間も遺伝子の乗り物であるかのような書物ばかりで、主体がDNAで語られています。それにひきかえ、この著作では人の心の力が細胞を、遺伝子をもコントロールすることができるというのです。DNA絶対(時に神のように)ではなかったのだと、感動しながら伺っていました。しかしながら、どうやって?コントロールにどのくらいかかるのか?との疑問には答えられていないようです。ですが、我々道塾生は道塾の度に、「細胞先にありき」のお考えのもとに、奇跡ともいうべき体験をしています。 

 今回の道塾での体験の圧巻は、二人の大柄な男性が二人、よつんばいで90度重なっている状態の背中の上に、40キロ少しくらいの小柄な女子大学生が正座します。おそらく、私一人がよつんばいでいる上に乗られても、その彼女の重みにも余裕で耐えられることでしょう。よつんばいの二人からも、余裕が感じられました。下の男性は、重みをほとんど感じなかったことでしょう。そこで、先生が気を通されたところ、まるで巨漢が乗っていたがごとく、呻きと共に崩れていきました。常識では考えられないことでありますが、道塾で学ぶ我々は、やらせや思い込み、馴れ合いではできないことを、身をもって知っています。 先生もおっしゃられていましたが、「気は瞬間に細胞に働きかける」(筆者意訳)、まさに先の書籍に書かれていることよりも、より進んだ現象を目の当たりにしていたのです。それも、毎回の道塾で惜しげもなく塾生に、その機会をもたせていただいたうえに、一人一人が解るように、丁寧にご指導くださっています。 
 ホワイトボードを使用した講義で話された中に、蛍光灯の光が点滅(西日本では60Hzで)を繰り返しているものを、人は点滅をわからないが、昆虫には点滅がわかる。およそ100億の脳細胞の人に対して、昆虫は100万の脳細胞しかないにも関わらず、人より優れているのか?否、人は使っていない細胞がほとんどであるということから、人の賢さの話に広がり、さらに進んで、サヴァン症候群の話に進みました。 
 サヴァンの天才を超えたエピソードを引かれ、人の能力(脳力というべきか)について、笑いを随所に織り交ぜながら、楽しく教えていただきました。また、「少し怖い話をすると、みんながよく話を聞けるから」と、2050年の日本の状況予測を、人口は8600万に減少し、外国人労働者は増加後に国内に留まること。治安は悪化し、一戸建て住宅は無くなるだろうし、警察機能は麻痺しているという可能性(外国では、事実そのようになっている)を指摘されました。ここで、先生は2050年に起こることは、現在を見たら明白であり、このままでは多少時期はずれても起こりうるとおっしゃられましたが、その未来を変えていく方途もお示しくださいました。『絆』であると。ここでいう絆は、世間で言われるファッション的な絆ではありません。道塾の初級から一貫して流れる『絆』であります。考えや、知識に留まるものではなく、行動に心を入れていくこと、その最も基本になるのが、家庭にあることを初級の時より教えていただいています。「一人革命」は「家庭革命」からであることを。その源は、自らが心ありの行動をする人に変わり、それを家族にうつしていくことを、ミラーニューロンを通して教えていただきました。さらに進んで、その『心』を身近な人から地域に、社会にと拡げていくこと、それは、一対一の繋がりから生まれてくることも学びました。 
 日本の現状の一つに、「少女が泣いている時に、声をかけると、不審者に間違えられるので、声をかけないのが当たり前になってしまっている。」とおっしゃられたことには、私もまったく同感です。旧来の日本にあった連帯は、寸断されてしまったのでしょうか。周囲の人に敬意を払わない、日本文化に根付いていた「恥」の欠如についても先生は指摘されていました。現在のみに生きているかのような、先見の力のない日本人のいかに多くなってしまったことか。 
 昭和50年の小学生の夏休み時、昼まで寝ていた私に仕事の途中で家に帰った母親は「惰眠をむさぼるだけのものは、世の中のためにならない。この家の恥や、そんな男は死ね。」と、布団にくるまれて、さんざん踏まれた上に裏の南天の木の横に捨てられました。今ですと、ひどい親になるのでしょうが、子供ながらに母親の真剣さが凄みをもって伝わりました。本当に、毎日を真剣に生きてきた女性です。私には、「世の中のためになる」こと、「恥は死ぬことと同格の重みがある」ということが、しっかりと残っています。ありがたいと、母には感謝しています。 日本を、心ありの社会に変えていくこと、真の『絆』を築いていくためにも、自らの「一人革命」を他者に広げていく実践を、弛まず進めてまいります。本年一年もご指導のほどよろしくお願いいたします。

 

周りと調和出来るようになった   大阪 ライフコーディネーター 29歳 男性 KK

 第1回中上級の講習ありがとうございました。昨年の初級から、今回初めての中上級に参加させて頂きました。部屋に入った時、初級とは違う中上級の塾生の方たちの引き締まった緊張感を感じました。とにかくこの場にいられるという事だけで感動してしまいました。
 塾長のお話での、時事問題の塾長の見方、考え方をお伺いするだけでも道塾の価値を感じています。統一体での物の見方が出来るように師を写して行けるよう努力致します。
 実践では縦に連なった複数の男性を塾長が横から軽く押しているのにもかかわらず、前へ、後ろへと動かされてしまう。正座をした人を上から押さえる検証では、塾長から右側の人は立てて、左側の人は立てない。女の人は立てて、男の人は立てない。さらには塾長が指名した人だけが立てて他の人は立てない・・・などの現象を体験させて頂きました。このような現象を目の当たりにすると、理屈で物事を考えられない様になります。
 道塾に参加させて頂いてから、我が徐々に薄くなって周りと調和出来るようになったと思います。一昔前なら間違いなく衝突していた様な人でも受け入れらられ良い関係が築けております。これも塾長に気を通して頂いて私の細胞が少しづつですが目覚めてきたせいでは?と感じております。
 まだまだ未熟者ではございますが己に厳しく精進して行きたいと思っております。これからも真理の道へとお導きくださいますよう、よろしくお願い致します。