2015年 東京中上級・B 第6回 (2015.12.16)

水木しげるさんの「幸せの七か条」が印象的  東京 大学生 女性 32歳 SA

 先生が教えて下さった、水木しげるさんの「幸せの七か条」が印象的でした。特に「しないではいられないことをし続ける」ということ。今取り組んでいることは、まさに私にとってしないではいられないことなのではないかと思いました。とても抽象的ですが、ここ数年、なぜするのか、なぜやりたいことなのかそんなことを散々考えて、いろんな理由付けをして なんとかその時その時を続けてきたように思いますが、「やりたいからやる、しないではいられないからやっている」理由なんかなくても好きだからやっている。それで続けていけるんじゃないかと思いました。いい意味で、考え過ぎずもっと気持ちを楽に心をひらいて取り組んでいきたいと思いました。一年間ありがとうございました。

 

実際に見させて頂き凄まじい迫力を感じた  東京 会社員 男性 47歳 YH

 今回は、自らが気を体験するというよりも、 自分にとっては、これまでにない非常に次元の高いものを拝見させて頂くこととなりました。
 一つは、二人の方が机を持って、先生が上げられないようにすると、逆に持っている方たちにいつでも動かせる力が備わるというものでした。難しいことですが、この状態(姿勢)を普段から身に着けられるようにしていかなくてはならないのだと思いました。 また、空手や武道の経験がない自分にとっては、受けの方が思いっきり棒を振る中に先生がすっと入っていく場面を実際に見させて頂き凄まじい迫力を感じました。それは映像等だけでは経験し得ないものでしたが、また同時に単に見ているだけのはずの自分の眼や感覚が全くついていけていないのが分かりました。

 道塾を受講し始めてから、初級、中上級と2年が経ちましたが、この間多くを学びながらもようやくスタートラインについたかどうかという思いです。 2年前の自分を高めるというよりも、間違った生きざまを漸く実感としてわかり始め、今から新たなものを積み上げていきたいという思いです。 2016年も東京中上級を受講させて頂くこととなり、去年は分かりえなかったものを更に掴んでいきたいと思います。宜しくお願いいたします。

 

先生の教えは常に実践を伴っているため、他の誰より説得力がある  千葉 会社員 45歳 男性 AU

 今年1年を振り返ってみますと、やはり油断ならない昨今の世界情勢が浮かんできます。
 これから世の中はどうなってしまうのか。私たちは後の世代に恥ずかしくない生き方をしていかなければいけないと思いました。

 道塾で学ぶようになって以来、それまで何気なくスルーしていたことでも、本当にそれでいいのかと思うようになり、世間で常識とされていることに、いつも疑問を持つようになりました。
 宇城先生の教えは常に実践を伴っているため、他の誰よりも説得力があります。

 今回は、振り下ろす竹刀に入っていく実技を見せていただきました。これまでも相手に入っていく技は幾度と無く拝見しておりますが、無駄なく自然にスーと入っていかれ、その美しいお姿は、何度見てもお見事としかいいようがありません。生と死の狭間で生まれた武術の最も昇華したかたちが、調和であることを教えていただきました。それは本当に凄いことだと思います。私たち人間一人ひとりが、この地球上に生かされている意味を問いかけられている気がいたします。

 水木しげる先生の幸福七ヶ条も非常に深いお話でした。他者から植え付けられた価値観で動くのではなく、自分の内側にあるものに従って生きてくことが大切だと思いました。
 今年もありがとうございました。また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

目の前の一歩を踏み出すことが何より大切   神奈川 会社員 50歳 男性 TK

 昨日は、テーブルを使った実践の中で「調和」というものを教えて頂きました。
 私達には、物質と調和するという発想が、そもそもありませんでした。
 「原子のレベルで考えると、人間も物質も同じであり、それが持つエネルギーに違いはない」という考えは、理解できそうで、やはり難しいものだと感じます。しかし、実際に両サイドの人間がテーブルを持ち上げ、そこで先生がその存在と調和するところを見せていただき、現実から我々の理解を導いて下さったのだと思いました。

 頭で解ったつもりになっただけでは、何の意味もありません。現実を通して内容を理解することが大切なのだと思います。しかし、もっと重要なのは自分達が自分自身の中にその理解を取り込むことだと感じます。ただ、これは本当に難しい事でもあります。難しい事ですが、そこにしか正しい道はないのだと思います。

 先生の教えて下さったことを、自分自身の中に取り入れることが、芋虫から蝶になることなのだと感じます。 その時、先が捉えられるようになるのだと思います。道のりは遥か遠く、どこまで続いているのかも分かりません。 しかし、先を思い煩うことより、目の前の一歩を踏み出すことが何より大切なことだと感じます。
 一年間、ご指導ありがとうございました。来年も、よろしくお願いいたします。どうぞ、良いお年をお迎えください。