2016年 東京中上級・B 第2回 (2016.4.27)

「事の起こり」を身体が察知してスッと動いていく感覚が忘れられない   
                                        神奈川 経営者 54歳 女性 KF

 宇城先生、いつもご指導いただき、ありがとうございます。
 4月の道塾以降の生活においては、私の中では「力ではない」ということがテーマとなっております。 気を通して頂いた時の腕相撲の感覚・・・ 力ではなく、「事の起こり」を身体が察知してスッと動いていく感覚が忘れられません。手を掴もうとする検証でも、気が通ると自然体なのに驚くほど反応が速い。 それが分かっているのに、自分でやろうとすると無意識のうちに力づくで「やってやろう!」と、対立している自分がいます。

 調和、大きい心、愛、自分の器を大きくすること。 多分、この心が常に自分の中にないと「事の起こり」は掴めないのでしょう。 どれも簡単に出来ることではなく、気の遠くなるような時間がかかりそうです。 でも、日々もがいているうちに、徐々に自分のレベルが上向いてきているように感じます。

 道ですれ違う人が、私に笑顔で会釈してくれることが多くなりました。 自分の生徒たちが、きれいな礼をしながら私に挨拶をしてくれるようになりました。 そして、保護者の方々の反応も、とても好意的になってきました。

 徐々に、徐々に、対立の少ない空気が私の周囲に漂うようになって来ているのなら、それはとても嬉しいことだと思います。 これからも這うような速度ではありますが、前進したいと思います。
 宇城先生、事務局の皆様、ありがとうございました。

 

気を通された時、より一層見る目の違いを感じられた   埼玉 宅地建物取引業 49歳 男性 KS

 第2回目の講義の方ありがとうございました。
 今回検証の1つで、腕を横に出し、それをもう1人が掴みかかるという事をやらせて頂きました。以前にもやらせていただいた事が有りますが、今回は、気を通された時、より一層見る目の違いを感じられました。

 相手の動きがわかる時は、両肩あたりに、やろうとする気持ちが、下からあがって来る感じでした。 それが見えてからの相手の動きに対し、こちらには、かなり余裕があります。 手をサッと引くと、相手は何も無い所へ突進して来る感じです。実際に目で見える相手の変化は、かなり小さいものです。
 この見え方は、動体視力の良し悪しでは無いという事が感じられました。一言で言えば雰囲気を見るという感じです。

 この事から察すると、動体視力をいくら鍛えても、その延長線上にこの雰囲気が見えるという事は無いと思われます。むしろ目に頼り細かく分析しようとする程、判らなくなってしまいそうです。
 目の付け所の根本的な違いを感じました。

 筋トレの方も同様で、それを主にしてしまうと、身体に気を通し、そこから発生する筋力とは全く別の力の感覚を、わかりづらくし、邪魔をしてしまうのではないかと思います。
 そして、この雰囲気を見るという事に注視し、発展させていくと、今回の“掴みかかって来る”雰囲気だけではなく、他の感情なども感じ取れるのかもしれません。

 また、見えるという事は、多少なりとも何か発しているという事なので、逆に、こちらから相手にも、伝える事が出来るのではないかとも考えられます。
 大変奥が深く感じられました。この様な事も日常に落とし込み、日々の中で磨いていきたいと思います。貴重な体験ありがとうございました。次回も宜しくお願い致します。