2017年1月15日(日)に、京都で開催された、宇城塾長の実践講演会参加者の感想です。
レポートはこちらです。
■ 1月15日(日) 京都 実践講演会 参加者の感想
[奈良県立桜井高校] [大阪府立みどり清朋高校] [大阪府立門真なみはや高等学校]
[大阪府立香里丘高等学校] [立命館高校]
奈良県立桜井高校(野球部)
●実践講演会に参加させていただきありがとうございました。教師でもあり、二児の父でもあり、子どもと多く関わらせて頂いている身だからこそ、今回の講演会での宇城先生のご講演を聞き、背筋が伸び、改めて責任感を感じるとともに、希望を持たせて頂く事が出来ました。大人になり、頭優先で、理屈や目に見えるもので理解しようとしている自分がいることに気付かせて頂きました。手と膝をついて背中に人を乗せ、四つん這いの状態の下に人がいるのかいないのかで強さが変わるという実践でもありましたが、体は正直でだれかを守るために力が発揮されるということ。頭での理解ややる気ではなく・・・しかし、今の世の中は逆の方向に進んでいる気がしてなりません。子どもへの虐待は後を絶ちません。子どもは守られるべき存在であるとともに、宇城先生のお言葉の「人間は生まれながらに完成形」、私たちが子どもに守られているのではないかとさえ感じています。子どもを守るための法律やシステムが進んでも、そこに心があるのか?心が動くのか?心がないのか?心が動かないのか?上辺だけの数字や結果だけで、本当の解決にはならないのではないかと思います。新たな考え方や力を身につけるのではなく、本来人間がもっている力を呼び起こす感覚が必要なのではないかと考えさせられました。
またご講演で、二人で肩を前で組み合い、もう一人が横から組んでいる二人を押すという実践があり前で体験させて頂きました。対立しながら組んでいる時と、仲良く調和しながら組んでいる時とでは明らかに強さが変化しました。対立していると簡単に押されてしまいます。仲良く組んでいる時は押されても動くことがありませんでした。外見からはわからないのだと思います。目に見える形での変化ではなく、組んでいる二人での中の変化だと感じました。しかし、自分の体は対立してしまう癖がついてしまっているように思います。勝つことがどういうことなのか・・・現在は斬るか斬られるかの時代とは次元が違い、察することしかできませんが、“斬る”つまり“勝つこと”は“背負う”ということではないのか・・・宇城先生がお話されていましたが、“斬らず、斬られず”そのために“先を取る”ということ。それが自分を守り、相手をも守ることに繋がるのではと・・・ここに心の深さと繊細さを感じさせて頂きました。
立場や経歴ではものを言ったり行動したりするのではなく、今の自分がどうであるのか・・・生かされていることを自覚し、 “謙虚になる”というよりも少しづつ気づけば気づくだけ、謙虚にならざるを得ないということ・・・人間がだれもが持っている潜在能力、そして心・・・今回のご講演で気付かせて頂いたところを、自分で広げ、深めてまいりたいと思います。
本当にありがとうございました。
(野球部 KA)
●先日は実践講演会に参加させていただき、ありがとうございました。今回初めてお話を伺い、また壇上でも身をもって体験させていただくことで、驚きとともに今までの自分の姿勢や考えを見直す機会となりました。自分のもっている力が今まで認識していた以上にあるということを壇上で気付かせていただきました。自分が普段指導している生徒にも同じように可能性があり、その生徒の可能性を殺してしまう恐れがあるのも我々大人であるということも気付かせていただきました。講演会の中ですべてのことを理解できたわけではありませんが、新たな視点や考え方をいただきました。今後少しでも理解を深めていけるように、日常生活や指導を見直していこうと考えています。また、生徒の可能性を伸ばせるような指導者になれるように努めていきたいと思います。ありがとうございました。
(野球部 HI)
●今回が僕にとって2回目の講演会でした。新しい発見もいくつかありましたが、改めて普段の生活の大切さが分かりました。宇城先生が実践で行われていた、礼やご飯を食べるときの動き、正座、ゴミを拾う動きなど、ほとんどは普段の生活の中の動きです。人の話を聞くときの態度や姿勢、返事の声の大きさ、言葉遣い、行動の素早さなどは良いも悪いもその人の普段の行動からしか生まれないと思います。だから、このような普段の行動の積み重ねが宇城先生がおっしゃっていた強さであったり、いざという時の行動に繋がっているのだと感じました。
(2年 KN)
●宇城先生が実践されている中で、自分が一番感じたのは、「調和」でした。何かに耐える、強くなる、ふんばる、こういった対立的な言葉ではなく、仲良くする、ゴミを拾う、整えるといった比較的柔らかな言葉で表されるものが宇城先生の言う“気”を使った強さで、誰かのために何かするなど先ほどもいった仲良くする、無欲な心が人間の本当の力を引き出すのではないかと感じました。
(2年 TM)
●今回の講演を受けさせていただいて、本当に多くの事を学ばせていただくと共に気づかせていただけました。僕は2度も舞台の上に呼んでいただき、直接指導をしていただきました。その時間は一瞬の様に感じましたが、とても充実した時間でもありました。その時には今までやってきたことが、出来ていないと気づかされました。それは姿勢です。まだ、意識して姿勢を正そうとしている自分がいましたし、分かっていたつもりでも分かっていない事はまだまだあるのだと思いました。また、宇城先生がおっしゃっていた「人間は始めは超一流なのに、段々自分で自分の事をダメにしている。」という言葉はその通りだと思いました。他人に笑われたり、馬鹿にされる事を恐れて自分でブレーキをかけてしまう人が多いと思いますし、僕も小さい頃に比べこのようなことが増えたような気がします。何事にも真剣に本気で取り組めなくなっている証拠だと思います。努力しきれないから達成できない事が増えてしまっているのです。とことん考え、まずは行動にうつしてみる。そして、また考え行動にうつす。このくり返しだと思います。僕は、何でも理屈で考えて行動にうつせない事が増えているように思います。まずは、なりふりかまわずやってみる。この癖をつけたいと思います。宇城先生のお話を聞かせていただく中で色々な自分に出会わせていただけました。
(2年 YK)
●姿勢の大切さや少し変化させるだけでまったく違う速さや強さになったり、また「気」を通してもらうことで自由自在に動くことができたり、なぜこうなるのかというものを深く考えるきっかけを与えていただいたと思います。姿勢は日頃から気をつけて日常生活や野球などをしていましたが、姿勢を良くすることでこんなにも変化するということを改めて感じさせられました。昔の武士は背筋が良く、いつ襲われても素早く戦えるほどの姿勢の良さが絵などで描かれていますが、今は襲われることがないといっても何かを要求された時に対処できるように姿勢を良くしないといけないと思うきっかけにもなりました。
(2年 YA)
●講演会では、外身が同じように見えていても中身が全然違うことには大変驚きました。礼をきちっとしていると部分体から統一体になって力を出せることを聞いて授業や試合の始まりや終わりに礼をするのはグランドや授業を受けることができる喜びを感謝する以外にも意味があるんではないかと思いました。
(2年 TO)
●今回2度目の講演会に参加させていただいて、まず感じたことは自分の講演会を聞かせていただくまでに抱えていた悩みや違和感が少し紐解けたような感じがして、心なしか心が軽くなったような気がしました。僕は新チームになってからなぜこのような距離が投げることができないのかという事やなぜこんなに思い通りのバッティングや守備ができないのかという事を主に悩みとして抱えていて、日に日に自分が悲観的になっている事が増えていってしまっていました。ですが、人間は産まれるまではみんな同じでその後の教育などで差が出てしまう。という事を聞いてこの世に特別な人は決していないと思い自分の考えを改めさせていただくことができました。他の人にとったら何気ない一言だったとしても、今の自分にとったらとても心に響いた一言でした。 姿勢や礼、そして掃除などの事ももう一度見直し日常生活からどんどん教わった事を実践さぜていただきたいと思いました。
(2年 HY)
●僕が一番に感じたことは宇城先生が前に出てお話されている時の何か不思議なピシッとした緊張感に包まれた会場の雰囲気です。あの人がいるだけで空気が変わるなどとよく言いますが、去年と同様にあれだけ圧倒されるほどの空気を操ることができるのは宇城先生が初めての経験です。そして経験といえば、もう一つ貴重な経験をさせていただきました。それは舞台の上で、実際に体験させていただいたことです。体験した人にしか感じないものもあるという事が知りたくて前に座らせてもらうと偶然呼んで頂いて、宇城先生の近くに立ち、大勢の人の前で体験させてもらうだけで耳で聞くよりもはるかに集中し、入りこんでしまいました。
(2年 DK)
●宇城先生を初めてお目にかかる時、ワクワクしました。なぜかというと、この講演がある前に、宇城先生について調べてみると、不思議なことが書かれており、興味を持ったからです。DVDを見て、半信半疑のまま実演に入りました。気を通すことによって、普段僕たち人間には隠されている能力が発揮することができると思い、不思議な感覚になりました。それと共になぜ人間はこのような能力があるのに発揮しようとしないのか。と疑問に思いました。 礼一つで人間はあれだけ変わるのか。前から2番目で体験させていただくと、礼をした後に押す力は耐えようにも耐えられなかったです。また、気を通すことによってこれだけ変わるのなら、人それぞれの夢は夢で終わらないと思いました。そして講演で学んだことをすぐに実践してみようと思いました。
(1年 YY)
●礼儀を取り入れた「気」の体験にとても驚くことがありました。5、6人が列のように連なり、1人の人が列の先頭の人を押すという体験です。ただその前に礼を行っていました。相手と向き合い一礼です。そうすることで相手は動いてしまします。その体験を見て、私の中でこの体験と繋がったものがありました。部活に終始に行うグラウンドへの一礼です。いつも使わせて頂いているという謙虚な気持ちでの一礼ほど大切なものはないと感じます。謙虚に向き合うことで相手側にも伝わっているのだなと知りました。「気」は私にとって今まで触れたことのないようなものだったように思います。難しいと感じられることが何度かありましたが、とても大切な事に気付かせていただきました。
(1年 SS)
●今回、初めて字城先生の講演会を聞かせていただきましたが、全体的には驚くことばかりでした。気持ちの持ち方が少し違うだけで、こんなにも動きや相手が受け入れてくれるかなどが変わるということ。桜井高校の野球部に入部したばかりの時は、なぜこんなに礼をきっちりと大切にしているのか正直わかりませんでした。「ただ、一つの儀式の様なものなのか。」と思う日もありました。ですが、今回の講演を聞かせていただいたことで、私の気持ちの持ち方が一瞬にして変わりました。礼をすることで相手に気持ちが伝わる。またその礼は、気持ちを伝えようという思いがある礼でなければ伝わらない。この時、「人間の心はうそをつけないんだな。」と思いました。私も生活の中で礼をきちんとできていない部分があったので、これからはこの思いを忘れずに生活していこうと思いました。
(1年 AU)
大阪府立みどり清朋高校(野球部)
●去年に引き続き、今年も参加させてもらって改めて礼儀の大切さ、しっかり挨拶するという事を学びました。話の中にあった統一体になるのはものすごく難しいことで、自分ではまだまだ理解すらできていないんだろうと思います。でも去年より少しは分かったような気がしました。何か質問された時とかに迷ってしまってすぐに返事出来る人間ではないので、自分もそういうことから出来ていけば自信がついて、プレーにも出てくるのかなと思いました。
(2年 KT)
●今日の宇城先生のお話を聞いてすごく勉強になったし、おもしろかったです。人間の本質を出して眠っていた力を引き出すという話で、なんとか話についていこうと必死に聞いていました。目の前でその事実が見れて驚きました。自分たちででもすぐできることは姿勢を日頃から良くすることで、力が伝わりやすくなることです。これからは正しい姿勢で生活していきたいです。
(2年 TH)
●今日は不思議に思ったこともありました。それは、映像の時の子どもが大人を押すと大人は倒れるのに大人が押しても倒れなかったことです。子どものほうが絶対に力が弱いのになぜなのかと思いました。映像の中で理由は言っていましたが、それならさらに小さい子どもならどうなるのかと思いました。今日は野球のことも学べましたが、これからの自分のためになるようなお話を聞けてたので良かったです。
(1年 SN)
●映像を少し見た後、宇城先生の実践が始まりました。「気」というものを使って人間の能力を瞬間的に上げている所がありました。僕は実際にやっていないので本当になるのかどうかはどっちかわからなかったけど、とにかくすごいなと思いました。そして宇城先生が何よりもしっかり言っていたのが礼儀のことでした。礼儀をしっかりすれば無駄な力はいらず複数の人数を押し返せると言っていました。だから礼儀はとても大事なものなんだなと思いました。この講演会は難しい所もあったけどとても色んなことを学べたと思いました。この学んだことをこれからも野球で活かしていきたいと思います。
(1年 TM)
●今年も生徒達とともに学ばせていただきました。初めは、生徒達も話しについていくのが精一杯であったようです。でも、宇城先生による「気」の実践がどんどん展開されていく中で、生徒達が前のめりになり宇城先生に引き付けられていく姿や会場全体の雰囲気が調和・厚みを増したような気がして、宇城先生の凄みを改めて体感させていただきました。
また、私は生徒のすぐ後ろで話を聞かせていただいていたのですが、本校の数人の生徒の話を聞く姿勢が悪く、野球している時と話を聞く時の姿勢が違うと感じていました。生徒の様子を見て反省していると、宇城先生が「姿勢」の話をしてくださいました。まさにこの事を察していただいたような気がしています。
ただ、この「姿勢」も指導者である私の普段の「姿勢」が彼らに伝わっていないことが結果として悪影響を与えていることだと思います。「ミラーニューロン」として正しく導けていないことをどう受け止めるのか。これからの自分の課題です。 初めは生徒達の理解の部分などにおいて失礼なことを起こすのではなどの不安もあり生徒達を連れていくかどうか迷ったこともあったのですが、宇城先生に出会わせたいとの思いが日に日に強くなり、今回に至りました。生徒達にとってスイッチが入る部分や、頭の中がぐちゃぐちゃになる部分もあったと思います。今回学んだことや気付かされた事が今後どのように変化していくのかが楽しみです。本当に連れてきて良かったです。私も、反省ばかりになりましたが、自分を見つめ直すことができました。本当にありがとうございました。また、この機会をつくってくださった関係者の皆様にも感謝申し上げます。
(野球部顧問 TN)
大阪府立門真なみはや高等学校
●宇城先生、お忙しい中、京都での実践講演会を開催していただきありがとうございます。 昨年の桜井高校、京都での実践講演会に引き続き、今回京都での講演会に参加させていただきました。
今回の講演会も非常に気づきの多い講演会となりました。 「生徒ができないのは、生徒がだめなのではなくて、指導者が悪い」という言葉が特に心に残りました。人は放っておくとどんどんだめな方にいってしまう。できていないことをできるように指導をすることが指導者の役目なのだということを感じました。部活動の指導者として、学級担任として、親として、自分には何ができるのかと考えるきっかけを作ってくださったことに感謝しています。
実践の中で、複数の人に力を伝える際に、力まかせに押しても相手を動かすことができず、押しながら動かすことはできないなと思いながら押している自分がいました。しかし、宇城先生に気を通していただいた時は、少し押すと相手も動き出し、どんどん力が伝わっていき、自分の中でできないという考えはありませんでした。
宇城先生の言葉の中で、「自分はダメな人間だとは思ってはいけない、ノーベル賞受賞者も作り出すことはできない命だ」という言葉の中に、言葉だけではなく、宇城先生の立ち居振る舞いや視線の中に、一人ひとりを大切に想う気持ちや愛情を感じることができました。
一人の人として、大切な人のために何ができるのかを考え行動しサポートをしていきたいと思っています。今回の実践でも多くのことに気づかせていただくチャンスを作っていただき、また、ご多忙の中、京都実践講演会を開催していただきありがとうございました。 最後になりましたが、今回の講演会の準備・運営を行っていただいた、どう出版の関係者の方々、宇城塾の関係者の方々、ありがとうございました。
(教員 SO)
●先日は宇城先生・実践講習会講習会に参加させていただきありがとうございました。 非常に寒く雪の降る中、野球部部員を含め普段の生活では経験できない貴重な経験ができました。自分には、俺には無理、思うことが良くありますし、生徒の中からも良く聞こえてきます。今までは言いわけしてるだけだと思って、流していたのですか、宇城先生の人間は生まれてきたことですでに素晴らしいことだと改めて思いました、日々前を向いて生きていこう、こういう考えで生徒にも接しようと思いました。
愛情があれば言えるとおっしゃっていたことを実践し、少しでも社会に出て困らないように生徒を育てていこうと思いました。失礼なこともあったと思いますが最後まで、子どもたちにわかりやすく指導してくださりありがとうございました。
(教員 KM)
●今年は去年より素直な気持ちで聞くことができた。去年はどこか疑っていたりしたけれど今年は受け入れ納得していた。人間は統一体で生まれたときから体はつながっていて、それだけで素晴らしいことで「自分は駄目だ」とか思ってはいけないと言っていたけど、確かにそうだなと思った。物は最初から完成形が決まっていて計画通りに作られるけど人間は違う。人間は未来がどうなるかわからない、周りの環境や自分の努力などで色々と変えることができる。決まった形がないという言葉がよかった。生まれてきたことが素敵なんだと思った。色々な実演をしてくださってどれも驚いた。実際に自分でやってみて感じることもできたし、やっぱり体験することは大事だと思った。人と調和することの大切さ、調和して尊敬しながら個人・チーム・相手が最高のパフォーマンスができるように日ごろから心がけていきたい。あんなに有名人の方々に指導をしていてすごい方なのに、謙虚な気持ちを持っているのはすごいと思った。自分も当たり前ではないことに感謝をして常に謙虚な気持ちを持って過ごそうと思った。大人になっても子どものような真っすぐな素直さを持っていけるよう今から心がけていきたい。
(2年 YY)
●僕の講演会を終えての感想は、とても興味深いものだということでした。人間の体にひめられている気を使えば自分自身の能力があがり、パフォーマンスがあがるということがわかりました。そして、その気を使うにはそうじや、姿勢や気持ちなどの日常的なことで鍛えることがわかり、今よりも、もっと日常生活を見直しひきしめないといけないと思いました。そしてその気を今後の自分自身のプレーの中にも取り入れていくことによって、さらに能力があがりとても良いパフォーマンスができるということがわかりました。
自分が日々取り組んでいる1つ1つにはとても大きな理由があり、とても有意義なものであるということを、あらためて強く実感することができ、かつまだまだたくさん取り入れることがあるということがわかりました。そして良いパフォーマンスをして能力をあげるには筋力トレーニングは最もやってはいけないのだとわかりました。そして何事にもだれに対してもどんな状況でも調和することの大切さがわかりました。
(1年 TS)
●今回で宇城塾の講習は2回目で改めて気の存在を認識して使いこなすことができたら人間の潜在能力を引き出すことができるし目に見えない力なのでその分、扱うのが難しいのだろうと思っていたけど礼の姿勢とか嘘をつかない気持ちで相手と対立しないとか簡単なことだけど普段できていないことで、それをきちんとすることによって身体の強さが変わることに驚きました。前回もですが、失礼だけど実演のときにどうしても本当なのかと疑ってしまっていたけど、今回は前で実演する側だったので、「本当なのだ」と実演したことによってすごさが分かりました。特にお互いに肩を持って相手と気持ちが対立していたら弱くて、お互いに相手のことを尊敬したりするとめちゃくちゃ強くなったので本当にびっくりしました。
気は目には見えないものなので自分でどう扱うのかわからない部分はあるけど、正しい姿勢、相手を思いやる気持ちや愛情で変わることを実際に体験することができたので、これからは普段の当たり前のことを雑にするのではなく丁寧にきちんとしようと思いました。そして改めて気を使いこなして潜在能力を引き出す宇城先生はすごいと思いました。
(マネージャー AO)
●今日の宇城先生の講演会を聞いて思ったことは、正しい形で物事を行うことは非常に大事なんだと改めて思ったことです。ぼくたちが小学校や中学校でやってきたことは全てが部分体だったのかと思いました。でも統一体というものはみんなが生まれた時にはそれが備わっていたのに、無理な筋トレなどでそれを壊していたと考えると損をしているなと思いました。でも統一体は蘇らせることができると聞いた時は正直にすごいなと思いました。元々統一体があった時は3歳ぐらいまでの子どもだと聞きました。僕は3歳までの子どもに統一体がある理由は邪念がなく素直さが存在しているからだと思いました。 やっぱり素直さは大事なことだと思うし、物事を正しい形で行って大人や大きくなった今でも統一体を取り戻せるのではないかと思いました。人間を作った神様は本当にすごいと思いました。
これからはもっと素直に人の話を聞いて自立していきながら真面目に物事に取り組んでいきたいと思います。もう僕たち2年生は春を迎えると最高学年にとなり、チームや学校の先輩としてみんなをまとめていかなければいけません。そのためには一人ひとりがしっかりと自覚してみんなの見本となって頑張らないといけません。最後は楽しかったと終わりたいし、みんなで成長して終われたなと思えたら本当にいい高校生活になると思うので、これからもっとみんなと調和しあってよりよいチーム・学校生活にしたいと思います。
(2年 DH)
大阪府香里丘高校(野球部)
●宇城憲治先生、ご多忙の中、京都実践講演会でのご指導有難うございました。今回の実践講演会で最も心に残った、考えさせられたことが「エントロピーの法則」の話です。例えの話では、熱いコーヒーを置いておくと外気の温度によって冷めてしまう。世の中は秩序から無秩序にという流れになっているという話でした。この話を聞いていろんなことを考え、また自分の今の状況に当てはめてもみました。学校でいうと、生徒に何もしなければ、そこに秩序がなくなり、自分勝手な自由な行いをして無秩序な状態になってしまう。部活動でも同じこと。家庭でも同じこと。しかし、子どもたちは悪くなく、そうしているのは子どもを取り巻く環境(教育・大人)。熱を冷まさないようにするには、保温すればいい。自分自身が熱を持って接し、指導していかないといけない。熱という「情熱」を持って。情熱を注ぐためには、生徒たちや子ども(娘たち)に愛情を持っていないと注げない。宇城先生はもっと情熱(愛)を持って指導しないといけない。子どもたちを保温しないといけない大人がしっかりしないといけないと言われているように感じました。「人は生まれながらにして完成形」今の教育の在り方が子どもたちへの接し方、教育に携わる自分に改めて指導する側の在り方を気づかせて頂いたと思います。
今回、本校の生徒はいませんでしたが、会場の子供たちの反応のスピード遅さや態度に指摘を受けていました。それは子どもたちが悪いのではなく、指導者が悪いと。もし、この会場に本校の生徒がいれば同じ状況だったと思います。挨拶や姿勢をしっかりすれば強くなる。中身の部分の大切さを伝え、教える。自分自身がそういったことを実践し、接していかないといけない。自分の姿勢が子供たちに伝わっていかないと駄目だと思いました。宇城先生の実践講演会の雰囲気は自然と姿勢が正され、厳格な空気感の中に温かさが混じっている。それは宇城先生が発する内面の姿勢であったり、愛情を持って接してくれているからこそだと思います。毎年、大切なことを教えて頂きながら、伝わるではなく伝えるに留まっている自分がいます。自分の未熟さを再認識し、もっと頑張らないといけないと思いました。子供たちの熱を冷まさないような環境づくり、そして何よりその中心に熱き心と情熱と愛情を持った自分をつくる。そのためにも自分自身が学び、成長しなければいけない。今回の学びを心に置き、精進していきます。ご指導・ご講演有難うございました。最後になりましたが、京都実践講習会のスタッフの方々、裏方の仕事をして頂き有難うございました。
(野球部 YO)
●今回、京都実践講習会に参加させていただいて、改めて感じたことや新たに気づけたことが多々ありました。
まず感じたことは、体は正直だということです。姿勢の話にもあったように、姿や形を正すことは自身の力を発揮することに繋がり、心を整えることにも繋がるのだと感じました。そして、壇上で実演してくれた中学生を見ても、昨今の子どもたちは姿勢が悪くなってきていると感じました。これは自身が指導しているチームを見ていても明らかに姿勢が悪くなっていると感じるので、自分自身も含めて形を美しく保つことを心掛けたいと思います。
また、深い探求心を持つ生徒を育む大切さと難しさを痛感した場面もありました。宇城先生が体験したい子どもを募った際、反応の薄い(出来ない)子どもたちを見て、指導者としてとても情けない気持ちになりました。今年は本校の生徒は参加できませんでしたが、参加していたとしてもおそらく同じような反応になっていたと思います。その点、桜井高校の生徒さんは反応がとても良く、心底学びたいという気持ちが伝わってきました。学びたいという意欲は人間だれしもが持っているものであり、その意欲を押さえつけているのは大人を含む社会だと思うので、子どもたちの学びを広げてやれる手助けをしていけたらと思います。 そして、この講習会で最も強く感じたのは、指導者の使命のあるべき場所です。私は、生徒の技術を向上させてあげたい、人として成長させてあげたいという結果ばかりに目を向けていました。しかし、その本質は生徒一人ひとりがもっている潜在的な力が花開くようにサポートしてあげることであり、こちらから何かを教え込むこととは同じようで全く違うことに気づかされました。そして、私は生徒の成長を自分の目の前でみようとしていましたが、必ずしも私の目の前で成長しなくても、やがて進んだ先で花が開けば良いのだということを学びました。
最後になりましたが、宇城先生、どう出版の皆様、その他多くの関係者の皆様、多くの気づきをありがとうございました。今回の気づきを糧に、今後も精進していきたいと思います。
(野球部 YF)
立命館高校
●年末の大阪での実践講習会に続いて、生徒を連れて参加させていただきました。 普段からクラブ活動の中でストレッチや筋トレなどのトレーニングをせず、統一体の大切さか・強さを伝えています。しかし、私たち大人もそうですが、今まで教えられてきたことから抜け出すことがなかなかできません。生徒達にとっては、それらはどうしても半信半疑になり、取り組み方もそれなりのものになってしまいます。今回、宇城先生の話しだけでなく、実際に舞台の上で体験させていただきました。生徒達は統一体の大切さを身体を通じて感じることができました。 私たちは、すばらしい日本の伝統文化をわすれさり、日本人の持っている大きな力を出せなくなっています。特に体育・スポーツ分野では欧米式や科学的といわれるトレーニングで身体を破壊してしまっており、指導者がそれを知らないで子ども達を育ててしまっている現状があります。
今回、生徒と共にあらためて統一体の大切さを感じました。日々の生活の中で、活動の中でより深く伝えていけるように自分を高めていきたいと思いました。
(サッカー部顧問 54歳 男性 YK)
●「気」が通っている時と通っていない時とでは叩かれた音が全然違っていて、「気」が通っている時の音の方が身体の密度が濃くなっている感じがしました。宇城先生は統一体になることによって重くなったように感じる、それはつまり、身体の密度が大きくなっていると仰りましたが、ここで初めてそれを実感することができました。
私はサッカーをしていますが、一瞬の反応の速度によってボールを取れるか取れないかが大きく変わっていきます。野球のボールを取れるか取れないかを今日見せていただきましたが、統一体になることにより、その一瞬をもっと速くしていくことができることを学びました。
(16歳 S)
●私は、今回が初めての参加でした。これまで統一体について半信半疑でした。しかし、私は実際に舞台で宇城先生から気を通した時とそうでない時の違いを体験させてもらった時、自分の体の違いに気づくことができました。そして「姿勢」もこれから意識して私生活をしていくべきだと話を聞いていて思いました。
貴重な経験をありがとうございました。
(16歳 OT)
●今回でこのような宇城先生の講演は三度目になります。 毎回、実際目で見ていつも驚かされます。人間にはこのような力があるんだと感動しました。正直、監督の話を聞いているときは、少し難しい部分がありますが、今日、体験はできなかったけど体験している人を見て少し分かった気がします。まだまだ難しいところはありますが、しっかり監督の話を五感で聞こうと思いました。これを機に自分でも理解が深まればなと思います。ありがとうございました。
(17歳 ET)
●私は去年もこの講習会に行かせていただき、たくさんのことを学ばせていただきました。そして一年たった今回の今回の講演会では、また去年とは違った統一体を学ぶことができ、とてもいい経験となりました。 私は自分から手を上げて舞台の上にあがるということができないタイプなのですが、今回は宇城先生にあててもらい、実際に体験することができ、自分にとってすばらしものとなりました。 また機会があれば行きたいと思いました。
(16歳 MY)
●実践的なことだけでなく、いろいろな法則や、人間の育ち方などの話が聞けてよかった。 今は技術と体(筋トレ)を中心にスポーツが行なわれているけれど、心が鍛えられていなければ意味がないことが分かった。この心の持ち方次第で強さが変わってくることが、この講演会で分かったので、勉強や部活に活かしていこうと思った。
(15歳 HS)
●「気」の力で0.5秒の無意識の世界に入っていけるというのはとても驚きました。特にビデオであった古賀選手のスタートの速さというのは凄いと思いました。他の選手がまだ伸びきっていない時に、古賀選手は完全に壁から離れている。この速さは、「気」からきているというのに驚きました。 講演会では野球の例でされていましたが、つま先をつけたままのジャンプから大きくジャンプするだけでできるというのにも驚かされました。 これからは自分の私生活やクラブで今日学んだことをしっかりできるように努力していこうと思います。
(16歳 HS)
個人参加者
●『三つ子の魂百まで』という言葉がある通り、生後3年間でその人の人生が決まる。腑抜けになってしまった身体と心を直すタイムリミットは高校生くらいだと、講演中に先生が仰いました。21歳の頃に初めて先生とお会いさせて頂いた私はとっくにその年代を越えてしまっていましたので、普通ならば「自分はダメだ」と諦めるところだと思いますが、先生の下で稽古をさせて頂き、お話を聞いていると「次の世代を腑抜けにするわけにはいかない!」という思いで、自分自身が変化し成長することを諦めるという気持ちには一切なりません。今回、先生が常々仰っている「その時、その場だけではなく、日常の中で普段から正しい姿勢、心で生活をしなければならない」という教えを再認識させて頂いたと感じております。
普段気を抜いた生活をしていると『ええかっこ』しようという欲が出たりして、社会生活の中でうまくいかないことが起こり、取り返しのつかない事になりかねません。普段の生活、日常の大切さを改めて自分の心に刻んで生活しようという気持ちになりました。
(福岡 会社員 33歳 男性 OA)
●先日は京都での講習会、お世話になりました。今年もまた1年よろしくお願いいたします。先生の指導を拝見させていただいてまず感じたことは、ステージ上で起こっている事柄がとてもきれいだなと思いました。先生の指導では、身体ができること、変わるという事実が先行しています。理屈をつけるなどごちゃごちゃしないのではやくて、そして美しく見えます。
複数の縦に連なっている人を押す検証では、先生が押すときには、いちばん後ろの人までエネルギーが伝わっていて全体としてぶつかりが感じられません。一生懸命に押そうとすると、衝突点ができてよどむ感じがします。おそらく私たちは生活のさまざまな場面でこの衝突を繰り返し、自他を傷つけているのだと思います。
調和の世界に入るきっかけとして、「礼」がありました。きちんとした姿勢で「礼」をすることで調和に向かうことが検証の中に見てとれます。良くなるためのハウツーは存在しないのだと改めて感じ、日々が試されています。様々なことが起こる日常の中で、安定してくり返すことが修行であり、そこに成長があると思います。
2人組でおんぶをする検証では、重くなったり軽くなったり、重さの変化をよく感じることができました。素直に感じ取ろうとするなかで、違いがよく分かりました。これは、いくら自分で頑張って重くなろうと思ってもできることではありません。未知の世界に目を向け、自分の知らないことや分からないことに敬意を持って向き合い、自身の世界をひろげていきたいと思います。
(新潟 教員 33歳 男性 KS)