ロングインタビュー
お天道さまがくれた力
生きることは食べること 食べることは命を見ること
あなたと健康社 主幹 東城百合子
東城先生は、今年90歳。
「生きることは食べること、食べることは命を見ること、
そこをいい加減にしては、絶対にいけません。
自分で行動しなければ、何もわかったことにはなりません。」
健康を求めてくる人々に、玄米食や自然療法をご指導されている東城先生の厳しさは、ご自身の闘病体験と、それを救ってくれた自然の力、自然の恵みへの深い感動、感謝があるからこそ。先生が指導する自然療法にどれだけの人が救われたことでしょう。
自分の体は自分で治す。
命に真正面から向き合う実学は、知識とは桁違いな説得力をもって伝わってきました。
師・佐川幸義
師への思いを顕彰碑に込めて
筑波大学名誉教授 大東流合気武術師範 木村達雄
これで良いと思ったとたんに芯が止まってしまう。
もう考えなくなって進歩が止まってしまうのだ。
絶対にこれで良いと思わないことだ。武術は厳しいのだ。
常にこう来たらどうするかとか考えておかなければならない。
私は今まで毎日毎日一日も休まずに考え続けているのだ。
(木村達雄著『合気修得への道』「佐川幸義宗範の語録」より)
これは、大東流中興の祖・武田惣角に10歳から直弟子として学び、1939年に惣角より正統総伝の免状を授与され、1998年に95歳で亡くなるまで、たゆまぬ修行の道を歩まれた佐川幸義大東流合気武術宗範の言葉です。
筑波大学名誉教授で、『合気修得への道 ―― 佐川幸義先生へ就いた二十年』(2005年 どう出版)の著者木村達雄先生に、今年3月、この佐川宗範の生前の業績を讃える顕彰碑を建立されるのを機にお話を伺いました。
師である佐川幸義宗範への思いと感謝の念は、当時とまったく変わらない熱さで伝わってきました。
木村先生は、師に学ぶ時に、自分を中心にしていたら何も得られないことに気づきます。
そして、自我を消し、師のすべてを感じ波長を合わせることこそが、本質の学びであることに気づきその修行を徹底していきます。
師をもつことがどれだけ人生にとってかけがえのないことか、その木村先生の思いは、『道』を読んでくださる皆様の思いと必ず通じるものだと思います。
連 載
◆宇城憲治 連載『気づく気づかせる』
現在、氏は目に見えないものを目に見える形にするために、「普遍性、再現性、客観性」の実践検証をもって「目に見えないもの」の存在を解き明かす研究を先行させている。
◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』
生き方の棚卸しを実行し続け、誤った時は直ちに認めた
薬物依存症リハビリ施設・ダルクの回復のあり方は、入寮者、スタッフにかかわらず、同じ苦しみを知る仲間が回復に向かう姿を互いに見せることにある。
ダルクと出合って23年、施設や家族会を牽引しながら、自らも回復の道を歩み続ける岩井氏に薬物依存回復に向かう生き方を聞くとともに、回復途上にある入寮者の手記を紹介する。
◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』
闇を結ぶ
世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 100カ国を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。
◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』
白河の乙姫桜と長寿院(福島)
生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。
◆作家 山元加津子 連載『ありのままの私たち』
はじまりはひとつ
― ネパールの神様の話 ―
人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。
◆書道家 金澤泰子 連載『あふれる真心と愛』
久遠を生きる翔子の一人暮らし
待望の娘をダウン症として授かり、絶望のなか親子二人三脚で書の道を歩んできた金澤泰子さん。
娘 翔子さんを書家へと育て上げた金澤さんが、翔子さんの純真な魂が引き起こす奇跡の数々を綴る。
◆伊藤忠商事理事 木暮浩明 連載『うつくし、日本』
救急搬送・長期入院の実体験
日本を代表する総合商社の商社マンとして、イギリス、アメリカ、東欧、中近東、
通算17年間の駐在経験のある木暮氏が語る、日本人とは。真の国際人とは。