巻 頭 対 談
アフリカに渡って50年 個が光っていれば相手を変えることができる
ケニア・ナッツ・カンパニー創業者 佐藤芳之 VS UK実践塾代表 宇城憲治
まず行動すること。
歩くこと。
一歩出ること。
人間は動物です。
動物は動くものです。
生きているものは 動いてエネルギーを出すものなのです。
アフリカ大地のように、シンプルで自由で自然体、その何者にも縛られないスケールの大きさは、疲弊しきっている日本の空気を、根底から吹き飛ばす勢いに満ちていた。
特 別 対 談
現状を直視し、世界と勝負できる日本へ 青色LEDの開発から見えてきたこと
2014年ノーベル物理学賞受賞 カリフォルニア大学教授 中村修二 VS UK実践塾代表 宇城憲治
天体望遠鏡があるから遠い星雲が生まれたのではありません。
万有引力のニュートン力学があるからリンゴが落ちるのではないのです。
つまり、科学というのは、自然の姿、実態を、 人間にわかりやすく翻訳するための道具のようなものです。
(中村修二著『怒りのブレイクスルー』より)
中村氏の開発に至るまでの思い、世界に出たからこそ見えてきた日本の課題、日本の誇り、これからの中村氏の思いなど、
中村氏と同じく長年エレクトロニクス技術者として世界の第一線で活躍してきた宇城憲治氏と忌憚なく語っていただいた。
ロ ン グ イ ン タ ビ ュ ー
「できない」とあきらめず、まず行動。そして成功するまでやり続ける!
ローマ法王に米を食べさせた男』著者 羽咋市教育委員会 文化財室長 高野誠鮮
物事を踏み切る時に、失敗した時のことを一切考えない。
『どうしたらそれができるか』だけを考えるのです。
そして行動を起こすだけなのです。
そこにある信念は、「何があっても〝できない〟とあきらめず、まずは行動すること」。
高野さんのお話は、すべてが停滞してしまったかのような今の日本に大きな風穴をあけ、一歩踏み出す勇気を与えてくれるものだった。
被 災 地 の 今
立ち向かえ! 絶望の先にこそ希望はある
希望の牧場 代表 吉沢正巳
『生きる意味がない』と避難民は言う。
しかしそれは模様眺めだからだ。
一歩踏み出して、自分から行動していると
新しい意味は作られる。
行動しなければ出てこない。
絶望の先にこそ、本当の希望があると俺は思うんだ。
代表の吉沢正巳氏は、全国各地を宣伝カーでまわって現状を訴えながら、牛飼いとしての使命をまっとうしようとしている。
国の政策に対する不信感、原発再稼働に流れる風潮、原発避難民に対する問いかけ ――
「いのち」を軸に活動する吉沢さんの言葉を、私たち日本人は真剣に受け止めなければならない。
連 載
◆伊藤忠商事理事 木暮浩明 連載『うつくし、日本』
海外生活20年を通して― 国際風習の相異 ― (その2)
日本を代表する総合商社の商社マンとして、イギリス、アメリカ、東欧、中近東、
通算17年間の駐在経験のある木暮氏が語る、日本人とは。真の国際人とは。