↑『開祖を語る直弟子たち 植芝盛平と合気道 第2巻』より
この写真は、1954年に茨城県岩間道場で撮られた写真です。
合気道開祖・直弟子の師範方の若き日のひとコマです。
後列左から、合気会師範の大沢喜三郎先生、同じく合気会師範の有川定輝先生、
四人目の子どもを抱いているのが養神館初代宗家の塩田剛三先生、
その右手前には合気会師範の山口清吾先生、
右端に立っておられるのが養神館の寺田精之先生です。
そして前列の左端に座っておられるのが二代目宗家植芝吉祥丸先生、
その右4人目が、気の研究会宗主の藤平光一先生、
右端に座っておられるのが合気会茨城道場の斉藤守弘先生です。
この頃は開祖も岩間で御健在で、ここにいる師範方はまさに修行の日々を送っておられました。合気道がそれぞれの会派に分かれる前のことです。
みな笑顔で写真に写っておられます。
開祖の下、心ひとつに懇親されている様子が伝わってきます。
お名前をあげた全員がすでに亡くなっておられますが、『道』の前身『合気ニュース』の初代編集長であったスタンレー・プラニンは、山口先生をのぞく全員の師範方にインタビューをしています。『植芝盛平と合気道』1巻、2巻には、当時の直弟子たちの修行の様子や開祖の思い出がつづられています。